夫婦共働きでの家計管理術:家計管理しやすい銀行口座の持ち方

銀行口座イメージ 家計管理
銀行口座

共働き夫婦の効果的・効率的な家計管理には、金融機関の口座やクレジットカードを適切に活用することが欠かせません。本記事では、銀行口座をどのような名義(夫or妻)で、どんな口座(ネット銀行、都市銀行など)をどのような用途で持てば良いかに関して、家計管理に詳しいFPが解説します。

共働き夫婦の家計管理方法のおさらい

まず、夫婦共働きでおすすめの管理方法についておさらいしておきましょう。

おすすめの管理方法では、夫と妻の収入を夫婦共有管理口座に入れ、そこから生活費や貯蓄、お小遣いを出します。

共有型による家計管理でのお金の流れ

詳しくは、夫婦共働きの家計管理方法を参照ください。

口座の持ち方に関する要件

夫婦共働きの家計において、口座を持つ場合の要件について説明します。口座を作ったり管理する上で、どんなことが実現できたら嬉しいでしょうか?ここでは、その要件を列挙します。

要件1 夫婦共有の収入、支出、貯蓄が管理しやすい

夫婦共有口座を設けたのは家計管理がしやすくするためなので、口座の持ち方においてもそれを維持したいですね。

要件2 口座間の資金移動の手間やコストが少ない

毎月のように口座間で手動で振込するのは手間がかかるため、そのような手間は減らしたいですね。

要件3 多様な支払い方法に対応できる

生活費の支払いにはクレジットカード払い、口座振替、振込、現金などがあります。これらすべてに対応できるのが望ましいです。対応できないと、他の口座で立替えてといった面倒が生じるからです。

要件4 管理する口座の数が少ない

管理する口座は必要最小限にしたいですよね。口座が多いとパスワードとか管理も大変になります。

夫婦共有口座の設計での課題

夫婦共有口座を考える際に大きく2つ課題があります。

1つ目は給料などの収入は、それをもらう人の名義の口座にしか振り込めない点です。つまり、夫の給与は妻名義の口座に振り込めないし、妻の給与は夫名義の口座に振り込めないです。

2つ目は、夫婦共有口座ですべての生活費の支払いに対応できるのが望ましいですが、銀行によってできない場合がある点です。例えば、ネット銀行は振込手数料が一定回数無料というメリットある一方で、口座振替に対応してない場合があるデメリットがあります。都市銀行やゆうちょ銀行は口座振替は対応しているメリットはあるが、振込手数料の優遇がないか少しであるデメリットがあります。

夫婦共働きに適した口座の持ち方

パターン1 両名義の夫婦共有管理口座を利用

夫婦共有用にメインとサブの2つ口座を作り、2つを一体運用します。夫の収入は夫名義のメイン口座に入れ、妻の収入は妻名義のサブ口座に入れます。なお、ここでは、メインの口座を夫名義に、サブの口座を妻名義にするとして説明します。

夫婦共働き向け銀行口座の利用パターン1
  • 用意する銀行口座は4つ
    • 夫婦共有管理メイン口座(夫名義)
    • 夫婦共有管理サブ口座(妻名義)
    • 夫個人口座(夫名義)
    • 妻個人口座(妻名義)
  • 夫婦共有管理メイン口座(夫名義)は夫の給料・ボーナスの振り込み先とする。
  • 夫婦共有管理サブ口座(妻名義)は妻の給料・ボーナスの振り込み先とする
  • メイン口座とサブ口座はネット銀行と大手都市銀行/ゆうちょ銀行の組み合わせとして、多様な生活費支払いに対応
    • メイン口座は振り込み手数料が一定回数無料となるネット銀行とする。
    • サブ口座は口座振替に対応している大手の都市銀行かゆうちょ銀行とする。口座振替で問題なければ、サブ口座もネット銀行にしてもよい。

パターン1 両名義併用型のメリット、デメリット

  • 夫婦共有の収入、支出、貯蓄が管理しやすい○
    • 複数夫婦共有口座あると収入、支出を把握しにくくなると思う方いるかもですが、家計管理アプリあれば全く問題ないです。
  • 口座間の資金移動の手間やコストが少ない○
    • 夫婦共有口座間での資金移動はときどき(例、年1回)必要となります。例えば、片方の口座が黒字でもう一方が赤字の場合。
  • 多様な支払い方法に対応できる○
    • 支払いにはクレジットカード払い、口座振替、振込、現金すべてに対応できます。
  • 管理する口座の数が少ない○
    • 管理する口座は合計で4つ(一人あたり2口座)になります。

パターン2A 片方の名義の夫婦共有管理口座を利用(妻が振り込み)

このパターンでは、夫婦共有管理口座はメインの一つにして、妻の収入は個人口座を介して、夫婦共有管理口座に入金することで対処します。

夫婦共働き向け銀行口座パターン2A

パターン2Aのメリット・デメリット

  • 夫婦共有の収入、支出、貯蓄が管理しやすい◎
    • 複数の夫婦共有口座でも、家計管理アプリあれば管理楽ですが、夫婦共有管理口座1つだと、アプリなくても管理しやすい長所があります。
  • 口座間の資金移動の手間やコストがかかる△
    • 妻個人口座から夫婦共有口座間への資金移動はが毎月必要となります。給料が一定額なら定期自動振込機能でできますが、少しでも変動すると手動で振込する必要があり面倒です。
  • 多様な支払い方法に対応できる✕
    • 共有口座をネット銀行にすると振込の支払いで優れてますが、口座振替できないケースあります。都市銀行やゆうちょ銀行では、口座振替は問題ないですが、振込の手数料がかかりやすい短所があります。
  • 管理する口座の数が少ない○
    • 管理する口座は合計で3つになります。

パターン2B  片方の名義の夫婦共有管理口座を利用(夫と妻が振り込み)

パターン2Bを説明します。このパターンでは夫も妻も、収入を個人口座に入れ、それを共有口座に資金移動する方法です。

夫婦共働き向け銀行口座パターン2B

パターン2Bのメリット・デメリット

  • 夫婦共有の収入、支出、貯蓄が管理しやすい◎
    • 複数の夫婦共有口座でも、家計管理アプリあれば管理楽ですが、夫婦共有管理口座1つだと、アプリなくても管理しやすい長所があります。
  • 口座間の資金移動の手間やコストがかかる△
    • 夫個人口座と妻個人口座から夫婦共有口座間への資金移動はが毎月必要となります。給料が一定額なら定期自動振込機能でできますが、少しでも変動すると手動で振込する必要があり面倒です。
  • 多様な支払い方法に対応できる✕
    • 共有口座をネット銀行にすると振込の支払いで優れてますが、口座振替できないケースあります。都市銀行やゆうちょ銀行では、口座振替は問題ないですが、振込の手数料がかかりやすい短所があります。
  • 管理する口座の数が少ない○
    • 管理する口座は合計で3つになります。

銀行口座の持ち方の比較

3つのパターンに関して要件をどれくらい満たすかを比較して表にまとめました。

パターン1
複数の夫婦共有管理口座
パターン2A
単一の夫婦共有管理口座(妻のみ振り込み)
パターン2B
単一の夫婦共有
(夫婦とも振り込み)
家計の家計しやすさ
資金移動の手間
年数回は夫婦共有
管理口座間で振込必要

妻個人口座から
毎月振込必要

妻と夫の個人口座から
毎月振込必要
多様な支払いへ対応
すべて可
※1

一部不可
※2

一部不可
※2
必要な銀行口座数
共有2、
夫個人1、
妻個人1

共有1、
夫個人1、
妻個人1

共有1
夫個人1、
妻個人1
銀行口座の持ち方パターンの比較表
注(*1) メインをネット銀行、サブを都市銀行やゆうちょ銀行にすると、ネット銀行で口座振替不可の弱点を補える
注(*2) メインをネット銀行にすると、口座振替に対応していない場合に困る

以上から、資金移動の手間や多様な支払いへの対応が重要な場合はパターン1のように夫婦共有管理口座を夫名義と妻名義とし、ネット銀行と大手銀行を組み合わせるのがよいです。

まとめ

この記事では、夫婦共働きに適した銀行口座の持ち方についても説明しました。まとめますと

  • 夫婦共有の口座に収入、家族の支出、家族の貯蓄を集約する管理方法での、銀行口座の設計のポイントは
    • 家計管理しやすさ
    • 資金移動の手間の少なさ
    • 多様な支払いへの対応
    • 必要な銀行口座数
  • 夫婦共有管理口座は2つとし、夫名義と妻名義とし、ネット銀行と大手銀行の組み合わせで一体管理するのがよい

ではでは。

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