夫婦共働きでの家計管理術: 手間少なく夫婦共有の現金を管理する方法

財布、現金 お金の余裕
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キャッシュレス決済が広がっていますが、店舗・サービスによっては現金のみ対応で、現金で支払う必要あります。夫婦共有の銀行口座を用意し生活費をそこから出してるときに、共有の支出で使う現金管理はどうすればよいでしょうか? 個人の支出と共有の支出(生活費など)を楽に区別するにはどうしたらよいか、立替の面倒さを避けるにはどうしたらよいでしょうか。本記事では、個人と家族共有の区別でき、立替せずにすむ方法を紹介します。

前提となる家計管理方法

夫婦での家計管理には様々なパターンがあります。本記事で対象としているのは、夫婦共有の口座を用意し、生活費をその口座から出す共有型です。夫婦の家計管理方法については、下記記事を参照ください。

夫婦共有の現金管理での要件(ポイント)

夫婦共有の現金を管理する際に何が問題になるでしょうか? また、現金管理する上で達成したいことは何でしょうか? 要件を列挙していきますね。

個人支出と共有支出を区別できる

現金には色がついてないので、個人支出と共有支出を明確に区別できる必要ありますね。

立替精算の手間が少ない

個人の財布の現金で支払い、後で精算することもできますが、現金の支払いが多いと面倒です。できれば、立替精算の手間を減らしたいですね。

夫婦ともに急な現金支払いに対応できる

外出中に急に現金で生活費を支払う必要が生じる場合があります。例えば、病院に寄って診察を受ける場合など。このような場合に対応できるのがより望ましいですね。

管理する財布の数を必要最低限にしたい

家計管理のためとはいえ、夫や妻がもつ財布の数は必要最低限にしたいですね。

ATMなどで現金引き出す頻度が少ない

頻繁にATMで現金引き出すのは手間ですし、銀行によっては手数料かかるので現金引き出す頻度は月1回以内に抑えたいですね。

家計簿への記録の手間を軽減したい

現金だとどうしても家計簿の記録が面倒なので、楽にしたいですね。

現金管理の仕方

上記の要件を踏まえて、具体的な現金管理の仕方を説明していきますね。どちらも夫婦共有の現金を入れて保管する財布(封筒とかでも可)を用意します。ここでは2つの方法を紹介します。

個人立替方式:先に個人で立替えてあとで精算

1つ目は、共有支出の支払いは個人で立替えて、後で精算するやり方です。会社で個人立替して後で精算するのと同様です。具体的には下記の通りです。

  1. 現金引き出し:ATMから現金を引き出し、共有の財布に入れる(家計管理係)
  2. 個人立替で支払い:夫婦共有支出(生活費)の支払いを、個人の財布から現金出して立替えて支払う(夫、妻)
  3. 個人立替精算:レシートの支払い金額を共有財布から個人財布に移動(夫、妻)
  4. 家計簿に記録:レシートに基づいて、家計簿に記録する(家計管理係)

メリット、デメリット

このやり方で要件を満たすか否かを見ていきましょう。

  • 個人支出と共有支出を区別できる△
    • 共有支出も個人支出も同じ財布から出すことになるため区別しにくいです。共有支出はレシートを出した分のみ共有の財布から引き出すことで実質的に区別できます。
  • 立替精算の手間が多い✖️
    • この方法の大きな欠点です。現金支払いの頻度が多い場合は手間が多くなります。我が家では、この欠点を受け入れ難いため、後述する別の方法にしました。
  • 夫婦ともに急な現金払いに対応できる○
    • 個人の財布でまず支払うので、個人の財布にある程度現金があれば対応できます。
  • 管理する財布の数を必要最低限にできる○
    • 財布の数は、合計3つ(夫1、妻1、共有1)です。
  • ATMで現金引き出す頻度を抑えられる○
    • 共有財布に入れる額を1ヶ月の現金利用額相当にすれば、月1で済みます。
  • 家計簿への記録の手間はかかる△
    • 現金で支払いしているので、現金管理の仕方に関係なく手間がかかります。家計簿アプリ活用し、レシート撮影で記録することである程度は減らせます。

立替不要方式: 夫婦ともに共有財布持ち、支払い時に使い分け

2つ目は、共有の財布を夫用と妻用の2つ用意して、支払い時に夫婦共有の支出なら共有財布から支払い、個人支出なら個人の財布から支払う方法です。個人用と共有用のクレジットカードを使い分けるのと同様です。

  1. 現金引き出し:ATMから現金を引き出し、共有の財布に入れる(家計管理係)
  2. 共有財布で支払い:夫婦共有支出(生活費)の支払いを、共有財布から現金出して支払う(夫、妻)
  3. 家計簿に記録:レシートに基づいて、家計簿に記録する(家計管理係)

図解すると下記の通りです。個人立替の処理がないので、手間を大きく削減できます。

なお、図では、夫婦共有のメイン口座から現金をおろしていますが、サブ口座からおろしたり、夫用はメイン口座から、妻用はサブ口座からおろしても構いません。ネット銀行などATM引き出しの制限がゆるいところとするのがおすすめです。

メリット、デメリット

  • 個人支出と共有支出を区別できる○
    • 支払い時にどの財布から出すかで区別できます。
  • 立替精算の手間がない○
    • この方法の大きな長所です。現金支払いの頻度が多い場合でも立替精算の手間がかかりません。
  • 夫婦ともに急な現金払いに対応できる△
    • 共有の財布で支払うので、共有の財布を常に携帯すれば対応できますが、家に置いておくと対応できず立替する必要が生じます。我が家では、ほとんどのケースで事前に現金支払いが必要とわかってるので、あまりこの点は重要ではありません。
  • 管理する財布の数を必要最低限にできる△
    • 財布の数は、合計4つ(夫1、妻1、共有2)です。
  • ATMでの現金引き出す頻度を抑えられる○
    • 共有財布に入れる額を1ヶ月の現金利用額相当にすれば、月1で済みます。
  • 家計簿への記録の手間はかかる△
    • 現金で支払いしているので、現金管理の仕方に関係なく手間がかかります。家計簿アプリ活用し、レシート撮影で記録することである程度は減らせます。

現金管理方法の比較

夫婦共有の現金管理方法をポイント別に比較しました。

個人立替方式(共有財布1つ、立替あり)立替不要方式(共有財布2つ、立替なし)
共有支出と個人支出の区別
個人立替の手間少なさ✖️
急な支払い対応
管理する財布の数
現金引き出し頻度抑制
家計簿記録の手間少なさ
夫婦共働きでの現金管理方法の比較

立替が手間だと感じているなら、立替不要方式の方がおすすめです。共有の財布を夫も妻も管理するのが嫌なら個人立替方式の方がよいです。

我が家での現金管理方法

我が家では、病院や一時保育、ファミサポなど現金支払いが月に何度も発生し立替が多く、立替の手間を減らしたいとの考えで、個人立替方式から立替不要方式に変えました

財布を個人用と共有用に分けて持つのは、立替の手間に比べると全然気にならないし、トータルでみても時短になったと感じています。

なお、我が家では、原則は立替不要方式で運用していますが、共有財布忘れたとかの場合は、個人立替してます。個人立替の手間削減できればよいですから。

まとめ

この記事では、共働き夫婦での現金管理方法について解説しました。

  • 現金管理方法のポイント
    • 夫婦共有支出と個人支出の区別
    • 個人立替の手間少なさ
    • 急な現金支払いへの対応
    • ATMでの現金引き出し頻度抑制
    • 家計簿への記録の手間
  • 現金管理方法のパターン
    • 個人立替方式:先に個人で立替えて支払う
    • 立替不要方式:共有の財布を夫婦で2つ用意し、必要時に持ち出し支払い時に使い分け
  • 現金支払いでの個人立替とその精算の面倒さを避けるなら、立替不要方式がおすすめです。

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