夫婦の家計管理方法5パターンを徹底解説: ストレスや揉めごと少なくお金を貯められるのはどれ?

家計管理イメージ 家計管理

結婚して夫婦共働きになると、夫と妻の収入があり、家計管理どうしたらよいか悩む方が多いと思います。例えば、こんな風な悩みや疑問はありませんか?

  • 「子育て費用・教育費がこれから増えるのに、貯蓄が全然たまっていない。貯蓄を増やしやすい家計管理方法はないか?」
  • 「家計管理で自由に使えるお金が少なくて、不満が多い。ストレスを減らしたい」
  • 「夫婦で生活費を分担している金額の差があり不公平な感じがする」
  • 「項目ごとに分担しているが、新しい項目が出るたびにどちらが負担するかで揉める。揉めずにすむ方法はないか」

本記事では、夫婦共働きでの家計管理でのポイント、複数の家計管理方法のメリット・デメリット比較、ストレスなく家計を把握しやすい家計管理の仕方について解説します。なお、私は夫婦共働きでの家計管理を7年以上試行錯誤してきて、FP資格があり、仕事柄仕組みづくりや最適な方法を選ぶのが得意です。私がロジカルに比較検討して、自ら実践している方法も説明します。

この記事の対象読者

  • これから結婚して、家計管理方法を検討している方
  • 現状の家計管理方法で、ストレスが溜まっている方
  • 現状の家計管理方法で、うまく家計収支を把握できず資産をあまり増やせていない方

この記事を読むとわかること

  • 夫婦の家計管理方法の選び方のポイント
  • 家計管理方法5パターンの図解とそのメリット、デメリット
  • ストレスなく、お金をためやすい家計管理の仕方

夫婦での家計管理方法のポイント

具体的な家計管理方法を見ていく前に、要件を整理しましょう。家計管理方法により何が実現できたら嬉しいでしょうか? ここでは、私が列挙した5つの要件について説明していきますね。

ポイント1: 家計全体の収支が把握しやすくて、お金を貯めやすいか

夫と妻の収入、家族の生活費支出(夫と妻の個人的な支出は除く)、貯蓄を、夫も妻も把握しやすいことが重要です。なぜなら、把握して見える化できると課題を見つけやすく、夫婦で改善策を立てやすく、結果として収支改善や互いの満足度の向上につながるからです。

ポイント2:個人の支出で浪費を防ぎやすく、お金を貯めやすいか

個々の趣味の費用など個人の支出について自由に使えるようにすることで、ストレスをためないためにも必要です。しかしながら、自由に使えるお金が大きかったり、目安となる上限がないと、人によっては浪費しがちとなり、家計の収支の悪化につながります。

ポイント3: 夫婦間で公平感があり、不満が生じにくいか

夫婦で生活費をどっちがどれくらい負担するかは夫婦間で揉めやすいです。また、個人の支出の裁量に夫婦で差があると裁量が少ない方が不満を持ちやすいです。そのため、夫婦間で公平感があり、不満や不公平感が出にくいのが望ましいですね。

ポイント4: 収入、支出の変化に対応しやすいか

世帯構成が変わったり、転職したりで収入、支出の大きな変化はどこの世帯でも起き得ますので、その変化に対応しやすいのが望ましいですね。

夫婦の家計管理方法の5パターン

家計管理方法のポイントについて把握できたと思うので、家計管理方法のパターンについて見ていきましょう。家計管理方法は、以下の5パターンがあります。

  1. パターン1:共同

夫婦家計管理パターン1: 夫婦の収入を共同口座にまとめ、夫婦共に小遣い制

夫婦共同の口座を作り、2人の収入をすべて入れ、そこから生活費や貯蓄を出す方法です。
夫婦共に、小遣い制になります。なお、共同口座は夫名義と妻名義の2つあるとよいです。

家計管理パタン1(共有型)のお金の流れ

家計管理方法パターン1のメリット

  • メリット1:収入、支出、貯蓄すべてを把握しやすい
    • 理由:夫婦共同口座だけで収支を把握できるから
    • 理由:共同で管理しており、無駄な支出に目が届きやすいから
    • 理由:共同で貯蓄しているため、貯蓄額に目が届きやすいから
  • メリット2:個人の支出で浪費を防ぎやすい
    • 理由:夫婦共に小遣い制になっており、夫婦共に個人の浪費が生じにくいから
  • メリット3:生活費の負担も、自由に使えるお金も、夫婦間で公平感がある
    • 理由:家族の支出が夫婦のどちらかに紐付いておらず、公平に負担しているから
    • 理由:夫婦共に小遣い制で、夫婦間で自由に使えるお金の金額に公平感があるから
  • メリット4:収入、支出に変化あっても対応できる
    • 理由:収入や支出は共同なので調整しやすいから

家計管理方法パターン1のデメリット

家計管理方法パターン1は、メリットが多いのですが、デメリットもあります。

  • デメリット1:夫も妻も自由に使えるお金に制限がある(浪費を防ぐメリットの裏返しですが)
    • 夫婦共に小遣い制であるから
  • デメリット2:導入に手間がかかる
    • 夫婦共同の口座を開設する必要があり、手間がかかるから

なお、導入に手間がかかるといっても、さほど大きくはないです。最近では、スマホと本人確認書類があれば、ネットで簡単に口座の開設申し込みができるからです。

家計管理パターン2 生活費拠出型:夫婦共に収入の一部を共同口座に入れる

パターン1と同様に夫婦共同の口座を作り、そこに収入の一部(生活費相当)を分担して入れ、そこから生活費を支払う管理の仕方です。貯蓄は、夫と妻がそれぞれすることが多いです。

家計管理パタン2(生活費拠出型)のお金の流れ

家計管理パターン2のメリット

  • メリット1:生活費の支出を把握しやすい
    • 共同口座から生活費を出すため、生活費を把握しやすいから
  • メリット2:生活費の負担での公平感がある
    • 共同口座に入れる額(収入比率で按分等)すれば、公平になるから
  • メリット3:収入、支出に変化あっても対応できる
    • 支出に変化があると、夫婦共有に入れる金額見直しをすれば対応できます。
  • 夫婦ともに個人の支出の裁量が大きい(夫○、妻○)
    • 収入と拠出額の差から貯蓄と個人の支出を出すことになり、裁量が大きいです。毎月の貯蓄額を決めて先取りしないと、貯蓄が貯まらなくなる点に注意が必要です

家計管理パターン2のデメリット

  • デメリット1:互いの収入や貯蓄を把握しにくい
    • 理由:夫婦間で開示しあったり、チェックしあったりしないと、お互いの収入や貯蓄を把握しにくいため。
  • デメリット2:個人の支出で浪費しやすい
    • 理由:貯蓄が個人の支出により侵食されやすいから。夫や妻が浪費するタイプだと問題が生じやすいです。
  • デメリット3:個人が自由に使えるお金や貯蓄負担額で不公平感がでやすい
    • 理由:一方が、個人の支出を多くして、貯蓄をおろそかにすると不公平感がでるから。貯蓄額を夫婦間で話し合い合意する必要があります。
  • デメリット4:導入に手間がかかる
    • 共同口座の開設が必要になるため

パターン3 生活費・貯蓄分担型:片方の収入でやりくり、もう一方で貯蓄

片方の収入の口座で生活費を出し、もう一方の収入はすべて貯蓄する方法です。ここでは、夫個人の口座で生活費を出し、妻の口座で貯蓄するとして説明します。

家計管理パタン3(生活費・貯蓄分担型)のお金の流れ

家計管理パターン3のメリット

  • メリット1:生活費が夫の収入の範囲内に収まるため、貯蓄はしやすい
    • 理由:妻の口座で確実に貯蓄することができるため
  • メリット2:導入しやすい
    • 理由:すでに持っている口座で実現できるため

家計管理パターン3のデメリット

  • デメリット1:互いに収入、支出、貯蓄を把握しづらい
    • 理由:夫は貯蓄や妻の収入を把握しづらく、妻は生活費や夫の収入を把握しづらいため。夫婦間のコミュニケーションでオープンにできないと問題になります。
  • デメリット2:収入によっては、個人の支出で浪費が起きやすく、十分な貯蓄できない場合あり
    • 理由:夫の収入が生活費に比べて十分大きいと、夫が収入-生活費の分だけ浪費してしまう可能性あるため。また、妻の収入が少ないと、将来に備えて十分な貯蓄ができない場合があるため。
    • 理由:妻が浪費しやすいタイプだと、貯蓄が個人の支出に侵食されるから。
  • デメリット3:夫の収入によっては、導入できない
    • 理由:夫の収入が生活費より大きくないと、この方法を実現できないから
  • デメリット4: 収入や支出に変化があると対応できない
    • 理由:夫の収入が下がり生活費を下回ると、この方法を維持できないため

パターン4 費目分担型:生活費を分担

このパターンは、個人の口座に収入を入れ、生活費の費目ごとに夫婦どっちが支払うか決めていくやり方です。

家計管理パタン4

家計管理パターン4のメリット

  • メリット1:変化に対応しやすい
    • 互いの収入、支出、貯蓄を把握しづらいです。夫婦間のコミュニケーションでオープンにすれば把握できますが、それがうまくできないと問題になります。メリット:収入、支出に変化あっても対応できる○
    • 変化した際に、生活費分担を見直せば対応できます。
  • メリット:導入しやすい

家計管理パターン4のデメリット

  • デメリット1:夫婦の収入、支出、貯蓄が把握しにくい
    • 互いの収入、支出、貯蓄を把握しづらいです。夫婦間のコミュニケーションでオープンにできないと問題になります。
  • デメリット2:不公平感がでやすい
    • 理由:生活費の費目ごとに分担するので、負担割合の調整がしづらく、どっちが多い少ないかで揉めやすいため
    • 理由:新たな費目(例、旅行の費用)でどっちが払うとかで揉めやすいです。夫婦間で納得できるルール作りが必要になります。
  • デメリット:個人の支出が膨らみやすい
    • 理由:貯蓄が個人任せになり、貯蓄が個人の支出に侵食されやすいため

パターン5 専業主婦型:片方の口座に収入を集約

夫の収入をすべて妻管理の口座に集め、そこから生活費などを出すパターンです。専業主婦に多いパターンです。夫には定額のお小遣いを渡します。

家計管理パタン5

家計管理パターン5のメリット、デメリット

  • 夫婦の収入、支出が把握しやすい○
    • 妻は管理しているので把握しやすいですが、夫は収入渡し、小遣いもらってるので家計管理に無関心になりがちです。
  • 不公平感が出やすい✕
    • 個人の支出に裁量が相対的に低い、夫に不満が生じやすいです。
  • 収入、支出に変化あっても対応できる○
    • 変化した際に、生活費分担を見直せば対応できます。
  • 個人の支出の裁量が妻は大きく、夫は一定(夫△、妻○)

家計管理パターン5のデメリット

  • デメリット:不公平感でやすい(夫のみ小遣い、妻の負担重い)

夫婦の家計管理方法5パターンを徹底比較

では、これまで見てきた5パターンを表にして比較してみましょう。

パターン1
(共有型)
おすすめ
パターン2
(生活費拠出型)
パターン3
(生活費・貯蓄分担型)
パターン4
(費目分担型)
パターン5
(専業主婦型)
家計把握
財産区別
公平感
変化への対応
個人支出の裁量夫△
妻△
夫○
妻○
夫○
妻△
夫○
妻○
夫△
妻○
各家計管理パターンの比較表

どの項目を優先するかにもよりますが、家計を把握しやすく資産を増やしやすい点、公平感がよくストレスが生じにくい点を重視するなら、パターン1の共有型がおすすめです。

我が家での実践

我が家では、結婚当初はパターン2でやり、その後、パターン1の共有型で長くやってきております。我が家では、家計を把握しやすく資産を増やしやすい点、公平感がよくストレスが生じにくい点を重視しており、パターン1の共有型が適していたと思います。おかげで貯蓄も着実にためられており、夫婦間でお金でもめることは少ないです。

パターン1の共有型でのクレジットカード管理、現金管理方法について知りたい方は、下記記事を参照ください。

また、具体的な銀行口座やクレジットカードなどによる実践方法について知りたい方は、下記記事を参照ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?以下に本記事のまとめを記します。

  • 家計管理方法の選定ポイントは、以下の5点です。
    • 家計を把握しやすいか
    • 個人と共有の財産の区別しやすいか
    • 夫婦間で公平感があるか
    • 変化に対応しやすいか
    • 個人支出の裁量があるか
  • 家計管理の方法には、主に5つの方法があります
    • 共有型
    • 生活費拠出型
    • 生活費・貯蓄分担型
    • 費目分担型
    • 専業主婦型
  • 夫婦でストレスなく、お金を貯めやすくするなら、2人の収入を夫婦共有の口座にすべて入れ、そこから生活費やお小遣い、貯蓄分を出す、共有型がおすすめです。

コメント

  1. […] 詳しくは、夫婦共働きの家計管理方法を参照ください。 […]

  2. […] 夫婦共働きの家計管理術:ストレスなく資産を増やしやすい家計管理方法結… […]

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