スマートスピーカーを徹底比較。機種による違いや選び方、おすすめ商品を解説

Smart speaker スマートスピーカー
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音声だけでさまざまな操作ができるスマートスピーカーですが、メーカーや種類も多いのでどれがよいかわからない人も少なくないでしょう。例えば、スマートスピーカーを導入したいものの、以下のような疑問はありませんか。

  • 「スマートスピーカーの製品によって何が違うの?」
  • 「製品によって使える音楽配信サービスは違う?」
  • 「搭載されているAIはどれがよい?」
  • 「おすすめのスマートスピーカーはどれ?」

本記事では、Amazon・Google・Appleなどのスマートスピーカーを徹底的に比較しています。機種による違いや搭載AIの選び方、おすすめ商品も紹介しているので、自分にあうスマートスピーカーを選ぶ際の参考にしてみてください。

スマートスピーカーではそもそも何ができる?

スマートスピーカーは音声だけで日常のさまざまな操作ができるデバイスのこと。AIが搭載されており、音楽の再生やスケジュールのチェック、家電の操作などができます。

スマートスピーカーでできることには機種によって少し差があるものの、共通してできることは以下のとおりです。

  • 音楽の再生
  • 天気予報やニュースのチェック
  • カレンダーの予定の確認
  • タイマーやリマインダー
  • 家電の操作
  • 知らない言葉の検索

スマートスピーカーを使う最大のメリットは、毎日行うけどちょっと面倒な作業を簡単にできることです。スマートスピーカーを導入することで、日々の面倒な作業に頭を使わなくてすむため、毎日を快適に過ごせます。

スマートスピーカーによって何が違う?

スマートスピーカーにはさまざまな種類があるうえ、価格も幅広いため、何がどう違うのか気になる人もいるでしょう。製品によって違うのは、搭載しているAIや利用できる音楽配信サービス、音質のよさなどです。

ここからは、スマートスピーカーの製品による違いを解説します。

搭載AIは3種。AIにより呼びかけ方や音声による応答性能が異なる

スマートスピーカーには、人間の頭脳に相当するAIが搭載されています。スマートスピーカーに搭載されているAIはアレクサ(Alexa)、Googleアシスタント、Siriの3種類です。AIによって呼びかけ方や音声回答の精度が異なります。

アレクサGoogle
アシスタント
Siri
開発元AmazonGoogleSRIインターナショナル
(Apple)
呼びかけ方「アレクサ」「OK、グーグル」「Hey、Siri」
音声回答の
正確さ・自然さ

アレクサはAmazonが開発したAIアシスタント。「アレクサ」と呼びかけてから依頼内容を伝えるのが特徴です。アレクサはスマートスピーカーの日本および世界のシェアでトップで、利用者が多いのが特徴。2019年発表の論文によれば、音声回答の正確さ・自然さにも優れています。

GoogleアシスタントはGoogleが開発したAIアシスタントで、Androidスマホにも搭載されています。呼びかけるには「OK、グーグル」と言うのが特徴です。検索機能に優れている点が口コミなどでは高く評価されています。

SiriはApple社のiPhoneやMacbookなどにも搭載されているAIです。利用するには「Hey、Siri」といいます。2019年発表の論文によれば、音声回答の正確さ・自然さはアレクサやGoogleアシスタントにやや劣るとされています。

なお、音声回答の正確さ・自然さは、以下の論文を参照して記載しています。本論文ではアレクサ、Google アシスタント、SiriなどのAIで、回答の正確さや、ユーザーにとって応答がどれだけ自然に感じられるかを評価。アレクサとGoogleアシスタントがほかに比べて優れていましたが、アレクサとGoogleアシスタントではほとんど差がなかった結果を報告しています。

利用できる音楽配信サービスも違う

スマートスピーカーによって利用できる音楽配信サービスも異なります。基本的に競合関係になる音楽配信サービスは利用できないのが一般的です。例えば、AmazonとGoogleはスマートスピーカーで競合関係にあるため、AmazonではYouTube Musicは利用できず、GoogleではAmazon Musicが利用できません。

主なスマートスピーカーで利用可能な音楽配信サービスは以下のとおりです。

Amazon Echo
シリーズ
Google Nest/Home
シリーズ
Apple
HomePod
Amazon Music
YouTube Music
Apple Music
Spotify
AWA
LINE Music

機種によってスピーカーの音質がさまざま

機種によって搭載しているスピーカーが異なるため、音質のよさが大きく異なります。音質のよさは価格とかなりリンクしており、音質が標準的なものは6,000円前後、空間音響などに対応し高音質なものは30,000円前後です。

AI開発元のAmazon、Google、Apple社以外にも、DENONやBOSEなど一部のオーディオメーカーのスマートスピーカーもあります。

ディスプレイありだとビデオ通話・動画視聴もできる

スマートスピーカーのなかにはディスプレイが付いたタイプもあり、スマートディスプレイと呼ばれることもあります。

ディスプレイ付きだと、音声で操作しながらビデオ通話や動画視聴、レシピの閲覧が可能です。例えば、キッチンで使う際に音声でレシピを検索し、各レシピの材料や手順を画面で確認しながらできます。動画の一時停止・再開も音声できできて便利です。

搭載AIのアレクサ・Googleアシスタント・Siriはどう選ぶ?

スマートスピーカーの使い勝手を大きく左右するのが搭載AIです。主な搭載AIはアレクサ・Googleアシスタント・Siriの3種。ここからは、搭載AIの選び方を解説します。

Amazon系サブスクに加入しているならアレクサがおすすめ

Amazon Music・Prime VideoなどAmazon系サブスクに加入している人にはアレクサがおすすめです。Amazon Musicで音楽再生できるのはアレクサ搭載のEcho端末のみ。ディスプレイ付きの端末だとPrime Videoで動画再生できるのもEcho端末のみです。

Amazon系サブスクとアレクサの相性もよいため、音楽配信や動画配信を快適に音声操作したい人にも向いています。例えば、Amazon Musicで再生している曲を指定のプレイリストに追加することも可能です。ディスプレイ付き端末ならPrime Videoの動画で一時停止や再開などの操作もできます

よく検索する人、Google系サービスとの連携を重視する人はGoogleアシスタントがおすすめ

スマートスピーカーで検索をよく使う人や、Google系のサービス連携を重視する人はGoogleアシスタントがおすすめです。

GoogleアシスタントではGoogle ToDoリストを使ってやることを、買い物リストやメモはGoogle Keepを使って管理できます。他社のスマートスピーカーでもリストやメモ機能がありますが、Google TodoやGoogle Keepと連携できるのはGoogle アシスタントのみです。

検索機能はGoogleアシスタントの評判が高く、さまざまな質問に的確に回答してくれる印象です。アレクサでは質問内容によってはズレた回答がなされることがありましたが、Googleアシスタントはほとんどの質問で的確でした。

Apple製品との連携を重視するならSiriも検討

スマホはiPhone、タブレットはiPad、パソコンはMacbook、音楽配信はApple Musicのように、身の回りのデバイスやサービスをApple製品で統一している人もいるでしょう。スマートスピーカーでApple製品とスムーズな連携を重視する人はSiriを選ぶのも手です。

ただし、音声応答の精度や機能の豊富さではアレクサやGoogleアシスタントに劣る点には注意しましょう。

迷っているならアレクサが無難

普段使っているサブスクやサービスにこだわりがなくて、どれがよいか迷っている人もいるかもしれません。もし迷っているならアレクサ搭載の製品を選ぶのが無難です。

アレクサがおすすめな理由は、機能が豊富、呼びかけやすい、情報を入手しやすいの3つ。機能が豊富なので音声でやりたいことはほとんどできます。また機能を拡張できるAlexaスキルも多いので、自由に機能の追加が可能です。

ほかのAIと異なり、直接「アレクサ」と言うだけで指示が出せる点も魅力。1日に何度も使う場合、呼びかけやすさは使い勝手を左右するため重要なポイントです。また、アレクサは世界でも日本でも利用者がもっとも多いため、情報を入手しやすいもメリット。操作で困った際も解決方法を見つけやすいでしょう。

スマートスピーカーのおすすめの機種は?

スマートスピーカーには搭載AIの種類に加えて、さまざまなモデルもあるため、どれがよいか迷っている人も多いでしょう。ここからは、人気のあるスマートスピーカーの機種のなかから、私がおすすめの機種を紹介します。

はじめて使う人には安価なEcho PopやGoogle Nest miniがうってつけ

はじめてスマートスピーカーを使う人には安価なEcho PopやGoogle Nest miniがおすすめです。安価なものの機能は上位機種とほとんど変わりません。音質が標準的でも気にならないなら、十分なスペックを備えています。

また、スマートスピーカーはある程度使いこなせるようにならないと利便性を感じられない側面があるため、買ったものの合わなかったという人もいます。低価格なモデルだと合わなかったときの痛手も少なめです。

安価だと壊れやすさを心配する人もいるかもしれませんが、その心配は不要でしょう。我が家にあるもっとも古いEcho Dot第2世代は5年以上たったいまも問題なく使えていますよ。

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キッチンで使う人には画面付きのEcho Show 8やGoogle Nest Hubがおすすめ

キッチンに置いて使いたい人には画面付きのEcho Show 8やGoogle Nest Hubが向いています。Echo Show 8は画面サイズが8インチあるため、近くで画面を見て作業するのにちょうどいいサイズです。

料理中はレシピをチェックしたり、タイマーをかけたりすることも多いですが、画面付きのスマートスピーカーなら快適に作業できます。レシピの確認はディスプレイなしの機種でも音声で確認できますが、画面で見たほうが圧倒的に把握しやすいです。肉などを切っていて手が使えないときも、声だけで画面操作もできるので快適に作業できます。

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音楽をよく聴くなら音質・価格のバランスに優れたEcho Dotがおすすめ

音楽をよく聴くのであれば、音質と価格のバランスがよいEcho Dotがおすすめです。現在販売されているのはEcho Dot 第5世代で、前世代の機種に比べて音質が向上しています。温度センサーも内蔵されているので、温度に応じてエアコンを自動操作するなどスマートホームにも活用できますよ。

よい音質で音楽を楽しみたいけど価格は抑えたい人はEcho dot 第5世代を選びましょう。

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音質にこだわりたい人はEcho Studioが向いている

スマートスピーカーで音楽を聴く際などに音質にこだわりたい人もいるでしょう。立体音響など臨場感あるサウンドを楽しみたいなら、Echo Studioが向いています。サイズはやや大きめですが、音質はスマートスピーカーのなかでトップクラスです。

Echo Studioを使えば、手軽に音楽を再生できるうえに、よい音質で音楽を楽しめます。ライブの音楽を臨場感を感じながら楽しめたり、クラシックの楽曲をコンサートホールにいるような感覚で鑑賞できたりできます。もちろんアレクサの基本的な機能も備えていますよ。

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なお、音質にこだわるのであれば、オーディオ機器メーカーのスマートスピーカーを利用するのも手です。例えば、DENONBOSEなどのメーカーがリリースしているので、気になる人はチェックしてみてください。

 

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