アレクサとグーグルホームの違いは?スマートスピーカー歴6年以上の私が解説

アレクサvsグーグルホーム スマートスピーカー
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スマートスピーカーの購入を検討しているものの、アレクサとグーグルホームのどちらがよいか迷っている人も多いでしょう。どちらも人気ですが、機能面や性能面でどんな違いがあるのかなどわからない人も多いのではないでしょうか。

本記事ではスマートスマート歴6年以上で、両方とも利用してきた私が、アレクサとグーグルホームの違いを徹底解説します。それぞれがおすすめの人も解説するので、どちらにするか迷っている人は参考にしてみてください。

アレクサとグーグルホームの違いは?

アレクサはAmazonが開発したAIで、Echo Dotなどのスマートスピーカーで使われています。一方、Google アシスタントはGoogleが開発したAIで、Google Nest miniや旧グーグルホーム(Google Home)などのスマートスピーカーで利用されています。

以降で2つを比較する場合は、「Amazonアレクサ」と「Googleアシスタント」と記載します。

呼びかけ方が違う。アレクサのほうが断然呼びかけやすい

AmazonアレクサとGoogleアシスタントの最大の違いは呼びかけ方です。デフォルト設定で使うとすると、Amazonアレクサの場合「アレクサ」、Googleアシスタントの場合「オッケー、グーグル」です。

ささいな差ではと思うかもしれません。しかし、スマートスピーカーをよく使うようになると、フレーズが長い「オッケー、グーグル」がすごく面倒に感じます。

スマートスピーカーに人のように話しかけられるという点でも、人の名前でも使われる「アレクサ」のほうが呼びかけやすいでしょう。我が家の子どもたちも、まるで新たな家族のように気軽に話しかけています。

対応する音楽配信サービスが異なる

対応している音楽配信サービスにも差があります。主要な音楽配信サービスの対応は以下のとおりです。

AmazonアレクサGoogleアシスタント
Amazon Music
Apple Music
Spotify
AWA
YouTube Music
アレクサとGoogleアシスタントが対応する主要な音楽配信サービス

アレクサはAmazon MusicやApple Music、Spotify、AWAに対応していますが、YouTube Musicは非対応です。一方、Googleアシスタントは、Spotifyに対応していますが、Amazon Music に対応していません。

すでに音楽配信サービスにAmazon Musicを利用している人はアレクサが、YouTube Musicを利用しているならGoogleアシスタントが向いています。

アレクサのほうが機能が豊富で、かゆいところにも手が届く印象

機能を比較すると、アレクサのほうが機能が豊富で、その分かゆいところにも手が届く印象です。ゴミ出し、レシピ、電車運行状況、音声ショッピングに関しては、アレクサのみできます。

AmazonアレクサGoogleアシスタント
ゴミ出し
ゴミ出し太郎
今日のゴミ出し、など
レシピ
DELISH KITCHEN

・E・レシピ
電車運行状況
・NAVITIME
・東急線
・ジョルダンライブ
・駅すぱあと、など
音声ショッピング
アレクサとGoogleアシスタントで使える機能の違い

例えば、ゴミ出しに関してはアレクサはスキルを導入することで、今日や明日は何のゴミの日かを簡単に確認できます。一方、Googleアシスタントには同様のアプリが現時点では存在しません。カレンダーにゴミの日のスケジュールを自分で登録すればGoogleアシスタントでも可能ですが、登録する作業やゴミの日のチェックはしづらい印象です。

また、音声だけで商品の注文ができる音声ショッピングはアレクサのみできます。通販サイトのAmazonで購入することが多い人は、アレクサのほうが便利でしょう。なお、音声ショッピングは設定でオフにできるので、子どもがいたずらで注文するのを防ぐことも可能です。

デバイス種類はアレクサのほうが豊富で、自分にあうモノを見つけやすい

デバイスのバリエーションはアレクサのほうが豊富です。
現在販売中のモデルでは、アレクサはスピーカータイプが6種類、ディスプレイタイプが3種類、イヤホンタイプが1種類で、合計10種類あります。一方、Googleアシスタントはスピーカータイプが2種類、ディスプレイタイプが2種類、イヤホンタイプが1種類で合計5種類です。

アレクサはサイズ、音質、価格帯が異なるモデルに加えて、車内専用のEcho Auto 、スマートイヤホンのEcho Budsも用意しているので、自分にぴったりのモノを見つけやすいでしょう。

AmazonアレクサGoogleアシスタント
スピーカータイプEcho Pop
Echo Dot 第5世代
Echo Dot with clock 第5世代
Echo
Echo Studio
Echo Auto

Google Nest Mini
Google Nest Audio
ディスプレイタイプEcho Show 5
Echo Show 8
Echo Show 15
Google Nest Hub(第2世代)
Google Nest Hub Max
イヤホンタイプEcho BudsGoogle Pixel Buds
デバイスの価格5,980〜29,980円6,050〜28,050円
AmazonアレクサとGoogleアシスタントが使えるスマートスピーカーデバイスの比較。価格はAmazon、Google Storeでのセール未適用の数値(2024年2月時点)

各デバイスの特徴を知りたい人は、Amazon Echoのデバイスを徹底比較した記事を参照してみてください。

アレクサとグーグルホームで共通の部分は?

タイマー・天気予報・リマインダーなど基本機能はどちらも使える

スマートスピーカーで使えるタイマー、アラーム、リスト、天気予報などの基本機能はどちらでも使えます。音楽再生、スケジュール、本の読み上げなどでは連携できるサービスに違いがありますが、備えている機能自体には大きな差はありません。

AmazonアレクサGoogleアシスタント
音楽再生
・Amazon Music
・Apple Music
・Spotify
・AWA

・YouTube Music
・Apple Music
・Spotify
・AWA
ラジオ・
ポッドキャスト
ニュース
天気予報
アラーム・
タイマー
リマインダー
・Alexaアプリと連携

・Google ToDoと連携
リスト◯・Alexaアプリと連携
・Google Keepと連携
スケジュール
・Googleカレンダー
・Microsoftカレンダー
・Appleカレンダー

・Googleカレンダー
本の読み上げ
・Kindle
Audible

Google Play books
通話
翻訳
計算

なお、Googleアシスタントでは、リマインダーやリストはGoogle ToDoやGoogle Keepと連携しています。スマホ・パソコンに加えて、スマートスピーカーでもGoogleのサービスを利用できます。

音声認識やAIの賢さはどちらも合格点。普段の操作で問題なし

私の主観的な印象ではありますが、音声認識やAIの賢さはどちらも合格点で、どちらも問題ありません

AIの賢さについては、過去の調査ではグーグルホームのほうが優れているという結果もあります。しかし、私が普段使っている限りではアレクサを使ってひどく困ったことはありません。そもそも普段よく使う機能は定型的な指示が多いので、文脈を捉えるほどの賢さを必要としません

音声認識やAIは技術の進歩が速いうえに、長く使えば使うほど適切な応答になる傾向があります。なので、あまり音声認識率の高さやAIの賢さは気にする必要はないでしょう。

なお、音声認識やAIの応答に完璧を求めている人は、そもそもスマートスピーカー自体が不向きです。音声認識や応答がときどきうまくいかない場合を許容しつつも、便利になる使い方を自分で工夫していける人に向いているでしょう。

主要なスマートリモコンに対応し家電を音声で操作できる

アレクサもGoogleアシスタントも音声で家電を操作できます

最近のネット対応テレビではスマートスピーカーと連携できる機能が備わっており、アレクサやGoogleアシスタントからの操作に対応している機種も多くあります。

古い家電であっても、SwitchBotやNature Remoなどのスマートリモコンを導入すれば、アレクサやGoogleアシスタントから声で操作することも可能です。我が家では、SwitchBotハブミニを導入することでエアコン、テレビ、照明を音声で操作できます。

なお、テレビをネット対応にするFire TV stickやChromecastを利用している場合、連携できるのは同じAmazonやGoogle製のものに限られます。FireTV stickのテレビを音声で操作できるのはアレクサのみ、Chromecastのテレビを操作できるのはGoogleアシスタントのみです。

一連の操作をまとめて実行できる

アレクサもGoogleアシスタントも複数の操作をまとめて実行が可能です。この機能はアレクサでは「定型アクション」、Googleアシスタントでは「ルーティン」と呼ばれています。

例えば、以下のような操作が可能です。

・毎日朝7時に今日の天気、今日の予定、ニュースを知らせてもらう

・「おやすみ」と言うと、照明やエアコンを消す

アレクサとグーグルホームのどっちがおすすめ?

どちらも基本的な機能を備えていて、家電の操作などにも使えるので便利です。基本的な機能や家電の操作に使う場合には大差がありませんが、ここまで紹介した違いに基づいてより向いている人を紹介します。

アレクサはAmazonのサービスをよく使う人におすすめ

アレクサはAmazon MusicなどAmazonのサービスをよく使う人に向いています。Amazon Musicを再生できるのはアレクサのみです。また、KindleやAudibleのオーディオブック、音声ショッピングを利用できるのもアレクサに限られます。

レシピやゴミ出し、運行情報など追加できるアプリもアレクサのほうが多いので、できるだけ機能が多いほうがよい人にもおすすめです。デバイスの種類も多いため、車対応など自分にあったデバイスを選びたい人にもうってつけでしょう。

アレクサが向いている人の特徴

  • 音楽配信サービスにAmazon Musicを利用している人
  • KindleやAudibleのオーディオブックを利用している人
  • 音声ショッピングを利用したい人
  • キッチンでレシピチェックに使いたい人
  • 車でスマートスピーカーを利用したい人
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アレクサのデバイスを導入しようと思っているものの、評判などが気になる人もいるでしょう。以下の記事では、アレクサを使える主要なデバイスAmazon Echo dotの評判を解説しています。Echoデバイスの種類も解説しているので、検討している人はぜひ参考にしてみてください。

グーグルホームはYouTube Music利用者に向いている

Googleアシスタントが使えるGoogle NestなどはYouTube Musicを利用する人に向いています。YouTube Musicを再生できるのはグーグルホームのみです。

リマインダーや買い物リストにGoogle ToDoやGoogle Keepを使っていて、スマートスピーカーでも同じサービスを使いたい人もGoogle Nestなどがおすすめです。なお、スケジュール管理のGoogleカレンダーはアレクサでも利用できます。

グーグルホーム(Google Nestなど)が向いている人の特徴

  • 音楽配信サービスにYouTube Musicを利用している人
  • スマートスピーカーでもリマインダー(タスク管理)はGoogle ToDoを使いたい人
  • スマートスピーカーでもリスト(買い物リストなど)はGoogle Keepを使いたい人
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スマートスピーカーで生活を便利にしよう

Amazon Echo DotやGoogle nestなどnスマートスピーカーを導入すると、普段の家事育児のルーティンが減り、時間や精神的な余裕につながります。

本記事を参考にスマートスピーカーの導入を検討してみてください。

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