ディスプレイ付きで人気のEcho端末であるEcho Show 5。Echo Show 5の購入を検討しているものの、何ができるのかよくわからない人もいるのではないでしょうか。例えば、以下のような疑問はありませんか?
- 「動画視聴やテレビ電話はできる?」
- 「ディスプレイ付きだと何が便利なの?」
- 「アレクサの基本的な機能も使える?」
- 「Echo Show 8とできることに違いはある?」
本記事では、Echo Show 5のできることを徹底解説します。Echo Show 5でできないことに加え、おすすめの人も紹介するので、Echo Show 5の購入を予定している人はぜひ参考にしてみてください。
Echo Show 5は小型ディスプレイ付きで安価なEcho端末
Echo Show 5は5.5インチの小型ディスプレイが付いており、Echo Showシリーズでもっとも安価な端末です。現在Amazonで販売しているのは第3世代。Echo Show 5 第3世代の主なスペックは以下のとおりです。
ディスプレイ | 5.5インチ (解像度:960 x 480) |
本体サイズ | 幅147mm x 高さ82mm x 奥行91mm |
重量 | 456g |
カメラ | 2Mピクセル |
付属品 | ・電源アダプタ ・クイックスタートガイド |
通常価格 | 12,980円 |
第2世代に比べて音質が向上し、マイクも増設され音声の反応が良くなっています。また、より高速なプロセッサが搭載されています。
Echo Show 5でできることは?メリットを解説
Echo Show 5ではディスプレイ付きであるため、ディスプレイなし端末に比べてできることがより豊富です。ここからは、Echo Showだからできることに加えて、Echo端末共通でできることも解説します。
情報を目で確認できるのはEcho Show ならでは。動画視聴やビデオ通話もできる
Echo Show 5はディスプレイが付いているため、情報を音声だけでなく目でも確認できる点が便利です。ここからは、ディスプレイ付だからこそできることを解説します。
時刻・天気・タイマー・予定などを画面ですぐにチェックできる
Echo Show 5では、現在の時刻や天気、直近の予定などが画面でチェックできます。ディスプレイなしの端末だと毎回音声で確認する必要がありますが、Echo Show 5だと画面を見るだけですむのが便利です。
例えば、料理の際にアレクサのタイマーをセットしたものの、残り時間が気になることもあるでしょう。Echo Show 5でタイマーをかけると、画面上に残り時間が表示されるのですぐに確認できます。
Prime VideoやYouTubeの動画も視聴可能
Echo Show 5では、Prime VideoやYouTubeの動画も再生や検索ができます。例えば、以下のように話しかけて利用できます。
- 「アレクサ、Prime Videoを開いて」
- 「アレクサ、Prime Videoで『ジョニー・デップの映画』を見せて」
- 「アレクサ、YouTubeを開いて」
- 「アレクサ、YouTubeで『リュウジのバズレシピ』を検索して」
Prime Videoなら、一時停止や再開、早送り、巻き戻しも音声だけでできます。再生中に以下のように言うだけで操作が可能です。
- 「アレクサ、一時停止して」
- 「アレクサ、再開して」
- 「アレクサ、30秒早送りして」
- 「アレクサ、20秒巻き戻して」
音楽再生中に楽曲名や歌詞なども表示できる
Echo Show 5はディスプレイ上に楽曲名や歌詞を表示できる点もメリットです。
Echo端末で音楽をシャッフル再生していると、気になる曲が流れることがあります。楽曲名・アーティスト名は音声コマンドでも確認できますが、Echo Show 5なら画面を見ればすぐにわかるので便利です。
再生中に歌詞も表示できるので、好きな楽曲の歌詞をチェックしたり、カラオケの練習をしたりするのにも使えます。
声だけで気軽にビデオ通話が可能
声かけするだけでビデオ通話ができる点もメリットです。Echo端末ではアカウントに登録された相手と通話ができ、相手側もEcho Show を持っていればビデオ通話ができます。
ビデオ通話を始めるには、以下のように話しかけましょう。
- 発信は「アレクサ、〇〇に電話をかけて」
- 着信は「アレクサ、電話に出て」
タッチ操作でもビデオ通話を始められます。以下の手順で行いましょう。
- 画面の上から下にスワイプする
- 「コミュニケーション」、「通話」を順にタップする
- 発信者を選ぶ
- 通話相手のデバイス・連絡先を選択する
フォトフレームとしても使える
Echo Showはフォトフレームとしても使えます。Echo Showでは背景に自分が撮影した写真を表示させることも可能です。例えば、家族の写真や旅行の写真、ペットの写真など好きな写真を使うとよいでしょう。また、子育て中であれば、実家にEcho Showを置いて、孫の最近の写真を見られるようにすると両親に喜ばれますよ。
背景で写真を表示するには、まずAlexaアプリなどで写真をAmazon Photoにアップロードします。次に、Echo Showで「設定」、「時計・写真を表示」でAmazon Photoを選択しましょう。
外出先から子どもの見守りができる
Echo Show 5はカメラも備えているため、外出先からでも留守番をしている子どもの見守りが可能です。モニタリング機能を有効にすれば、スマホのAlexaアプリから、Echo Show 5のカメラ映像をチェックできます。
また、Alexaアプリから家のEcho Show 5を呼び出して、ビデオ通話も可能です。子どもがスマホを持っていない場合でも、子どもと顔を見ながら会話できて親は安心できるでしょう。
アレクサの基本機能も搭載。ニュース・リマインダー・買い物リストなどが使える
ここまではEcho Showだからこそできることを解説してきましたが、アレクサの基本機能も利用が可能です。ここからは、代表的な基本機能を紹介します。
ニュースや天気などの最新情報をチェック可能
Echo Show 5では、ニュースや天気予報などを音声で教えてくれます。例えば、以下のような音声コマンドを利用可能です。
- 「アレクサ、今日の天気を教えて」
- 「アレクサ、今日のニュースは?」
なお、一部のニューススキルでは、音声に加えて動画でも確認できます。例えば、NHKニュースの場合、以下のように表示されます。
タイマー・アラーム・リマインダーを手間なく設定できる
タイマーやアラーム、リマインダーを声だけで手間なく設定できる点も便利です。例えば、以下のように話しかけるだけでセットできます。
- 「アレクサ、5分のタイマーをかけて」
- 「アレクサ、午前7時にアラームをセットして」
- 「アレクサ、午前10時にビデオ会議のリマインダーをかけて」
買い物リストに声だけでアイテムを追加できる
買い物リストに声だけでアイテムを追加できるのも便利です。料理中に調味料が切れたとき、日用品のストックがないのに気づいたときなどに、すぐに手間なく追加できます。リストはスマホのAlexaアプリでも閲覧できるので、外出先でも買い物する際にも便利です。
買い物リストにアイテムを追加したり、一覧を確認したりするのは、以下の音声コマンドでできます。
- 「アレクサ、買い物リストに〇〇を追加して」
- 「アレクサ、買い物リストを教えて」
Echo Showでは、買い物リストを音声で読み上げるだけでなく、画面でも一覧を表示できます。
対応家電なら音声でオン・オフなどの操作が可能
アレクサに対応している家電であれば、音声でオン・オフなどの操作が可能です。例えば、家に帰ってきたときに照明やエアコン、テレビをつけたり、出かける際に照明やエアコンをオフにしたりできます。毎日のちょっとしたルーティンを簡単にできて便利です。
家電自体がアレクサに対応していなくても、SwitchBotやNature Remoなどのスマートリモコン製品を導入すれば、赤外線リモコン付きの家電はアレクサから操作できます。
以下の記事では、アレクサに対応している家電を紹介しています。家電ごとにできる操作も解説しているので、スマートホームを構築したい人は参考にしてみてください。
定型アクションで自動化もできる
複数の操作をまとめて実行したり、日時などをトリガーにして自動で実行できたりする機能が定型アクションです。例えば、「アレクサ、おはよう」と言うだけで、今日の天気や予定、電車の運行情報などをまとめて通知してくれます。毎日決まった時刻に天気・予定・ニュースなどを知らせてもらうことも可能です。
前述した家電操作と組み合わせるのも便利です。例えば、「アレクサ、行ってきます」と言うと、照明やエアコンをオフにし、ロボット掃除機をスタートさせられるので、外出前にやることを減らせます。
以下の記事では、定型アクションでおすすめの利用方法を紹介しています。定型アクションの設定方法もわかりやすく解説しているので、アレクサを使いこなしたい人はぜひチェックしてみてください。
Alexaスキルでできることも増やせる
Echo端末の機能はAlexaスキルを追加することで拡張可能です。例えば、ゴミ出し用のスキル「ゴミ出し太郎」を導入すれば、今日や明日が何のゴミの日かを教えてくれます。また、「radiko」のスキルを入れれば、Echo Show 5で気軽にラジオを聴くことも可能です。
また、Alexaスキルには音声でできる簡易なゲームも豊富です。例えば、「ピカチュウトーク」では、ポケモンのピカチュウと会話ができるスキル。小さな子どもでも楽しめるでしょう。
Alexaスキルは、Alexaアプリの「スキル・ゲーム」で設定したり、AmazonのAlexaスキルページで「有効」にしたりして追加できます。
Echo Show 5ができないこと・不向きなことはある?
Echo Show 5はメリットが多いですが、不向きなことやできないことも。ここからは、Echo Show 5のデメリットを解説します。
動画を観るにはあまり適さない。第3世代はNetflixにも非対応
Echo Show 5でもPrime VideoやYouTubeの動画再生は可能ですが、画面サイズが5.5インチと小さめのため、動画を本格的に観るには適していません。
画面サイズはスマホとさほど変わらず、解像度ならスマホのほうが優れているでしょう。以下のように「サイズが動画視聴に向かない」点を指摘している口コミも多く見られます。
画面サイズが5インチのため動画視聴には向かないサイズですが、動画視聴も用途に含めるなら上位機種をオススメします。
Amazon公式サイト「Echo Show 5 第3世代のレビューに基づき一部抜粋・修正
Echo Show 5 第3世代はNetflixに対応していない点にも注意が必要です。旧世代のデバイスではNetflixに対応していたようですが、Echo Show 5 第3世代では対応していません。旧世代から買い替える人は特に注意しましょう。
かつては対応していたNetflixが利用できなくなった点も非常に残念です。エンターテイメント用途に期待していた場合には、物足りなさを感じるかもしれません。
Amazon公式サイト「Echo Show 5 第3世代のレビュー」に基づき一部抜粋・修正
動画再生などが不安定になることがある
動画再生などの際に動作が不安定になることがある点はデメリットです。口コミでは、YouTubeの動画視聴時に動きがもっさりする点などが報告されています。
YouTubeなどの操作性が少し悪かったり、たまにYouTube自体が起動しなくなったり、動きがもっさりしていたり、動画視聴についてあまり期待しないほうがよい気がします。
Amazon公式サイト「Echo Show 5 第3世代のレビュー」に基づき一部抜粋・修正
私が利用しているEcho Show 5では、これまで不安定になって困ったことはありませんが、一定の割合で起こる事象なのかもしれません。ときどき動画を観る分には大きな問題はなさそうですが、動画視聴をメインで使う人は注意が必要です。
Echo Show 5はEcho Show 8と何が違う?
Echo Show 5の購入を検討している人のなかには、Echo Show 8と迷っている人もいるでしょう。主なスペックの違いは以下のとおりです。
Echo Show 5 第3世代 | Echo Show 8 第3世代 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.5インチ (解像度:960 x 480) | 8.0インチ (解像度:1280 x 800) |
本体サイズ | 幅147mm、 高さ82mm、 奥行91mm | 幅200mm 高さ139mm 奥行106mm |
重量 | 456 g | 1,034 g |
カメラ | 2Mピクセル | 13Mピクセル |
通常価格 | 12,980円 | 22,980円 |
ここからは、Echo Show 8と共通な点、違う点を解説します。
基本機能で差はほとんどない
Echo Show 5もEcho Show 8と機能面ではほとんど差がありません。アレクサの基本機能はどちらも利用できますし、Prime VideoやYouTubeを見られる点も共通です。
なお、Echo Show 10 第3世代はNetflixにも対応していますが、Echo Show 5 第3世代は対応していません。Echo ShowデバイスでNetflixを観る予定の人は、Echo Show 8や10を利用するとよいでしょう。
画面サイズはEcho Show 8がひと回り大きい
Echo Show 5はEcho show 8と比べて画面サイズが小さめ。Echo Show 5は5.5インチでスマホと同程度であるのに対し、Echo Show 8は8.0インチでiPad miniと同じくらいです。Echo Show 8はカメラの解像度も高いため、ビデオ通話する際に通話相手からはっきり見えるでしょう。
以下の記事では、Echo Show 5とEcho Show 8の違いを徹底比較しています。最新世代でスペックや機能を詳しく比較しているので、どちらがよいか迷っている人は参考にしてみてください。
Echo Show 5がおすすめな人は?
Echo Show 5のメリットやデメリットを把握できたものの、自分にあっているのかわからない人もいるでしょう。ここからは、Echo Show 5が向いている人、不向きな人をそれぞれ解説します。
はじめてアレクサを利用する人、情報を目でも確認したい人におすすめ
Echo Show 5ははじめてアレクサを利用する人に向いています。画面付きの機種でもっとも安価でありながら、アレクサの基本機能はすべて備えているので、アレクサが自分にあうか試しやすいでしょう。
情報を目で確認したい人にもEcho Show 5はおすすめです。今日の予定などを聞くと、画面にも結果が表示されるので、内容の把握がしやすいでしょう。
子どもの見守り用に使うのにもおすすめです。スマホアプリから家のようすを確認できるのに加え、留守番中の子どもとビデオ通話も簡単にできます。機能制限も設定できるので、子ども部屋に1台設置してもよいでしょう。
動画を本格的に楽しみたい人には不向き
Echo Show 5は動画鑑賞をメインで使いたい人には不向きです。画面サイズが小さく、解像度もそれほど高くありません。
動画視聴を本格的に楽しみたいのであれば、画面がより大きなEcho Show 8やEcho Show 10のほうがおすすめです。また、動画を大画面で楽しみたいなら、テレビと接続して動画配信サービスを楽しめるFire TV Stickなども検討するとよいでしょう。
Echo Show 5はディスプレイ付きでコスパ良好。生活を便利にしたい人は導入してみよう
Echo Show 5は、ディスプレイ付きのEcho端末でもっとも安価でありながらも、できることが非常に豊富。Echo端末のなかでもコスパに優れているので、はじめてアレクサを導入してみたい人にもうってつけです。生活を便利にしたい人は導入してみることをおすすめします。