SwitchBotハブミニはさまざまな家電を操作できて便利なアイテムですが、どんなことができるか気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、SwitchBotハブミニがあるとできること10選を、活用シーンや設定例を交えながら紹介します。単体だけでなく、スマートスピーカーやほかのSwitchBot製品があるとできることもそれぞれ解説。本記事を読めば、SwitchBotハブミニをどう活用するかが明確になるはずです。ぜひ最後までお読みください。
SwitchBotハブミニがあると生活が便利に。単体でもできることを解説
1.家中の家電リモコンをスマホ1台に集約できる
SwitchBotハブミニがあると、家にある家電の赤外線リモコンをスマホ1台に集約できます。リモコンを紛失したり、リモコンが電池切れになったりしても、スマホがリモコンの代わりになるので便利です。
例えば、テレビをSwitchBotハブミニに登録すると、スマホのSwitchBotアプリをテレビのリモコンとして使えます。アプリでのリモコン表示は以下のとおりです。

【SwitchBotアプリ】リモコン簡易表示

【SwitchBotアプリ】リモコン詳細表示
SwitchBotハブミニではさまざまな家電のリモコンを登録できます。登録できる家電の種類は以下のとおりです。
- エアコン
- 照明
- テレビ
- 空気清浄機
- 加湿器
- 扇風機など
一般的な赤外線リモコン付きの家電であればほぼ登録できるため、家中の照明・エアコン・テレビなどの家電をスマホ1台で操作することも可能です。
2.外出先から家電を遠隔操作できる

SwitchBotハブミニを使えば、外出先から家電の操作も可能です。
例えば、家族で旅行に出かけたが家のエアコンを消し忘れた場合でも、旅行先からエアコンをオフにできます。長期の旅行でエアコンをつけっぱなしにすると電気代が気になりますが、スマホでエアコンをオフにできて安心です。
また、真夏の日の仕事帰りで、自宅の最寄り駅に着いたときにスマホからエアコンをオンにできます。家に帰ったときには適切な温度になっているので、帰宅直後も家で快適に過ごせるでしょう。
3.スケジュール機能で定時にオン・オフできる

SwitchBotハブミニがあれば、決まった曜日・日時に家電をオン・オフなどの操作が可能です。毎日や毎週◯曜日という形で周期を設定できます。
家電を毎回決まった時刻にオン・オフできるので、日々のルーティンを減らせるのに加えて、エアコン・照明などの切り忘れ防止にも有効です。また、旅行などで長期不在になる場合でも、決まった時刻に照明をつけることで防犯対策にもなるでしょう。
我が家では、寝室は寝ている時間帯だけ適温になるようエアコンをつけるように設定しています。また、リビングでは寝ている時間帯のみエアコンを切っています(在宅勤務のため日中はつけています)。冬場にエアコンをスケジュールで自動操作する設定例は以下のとおりです。
- 【寝室のエアコン】毎日19時00分にエアコンの暖房18℃でオン
- 【寝室のエアコン】毎日7時30分にエアコンをオフ
- 【リビングのエアコン】毎日6時00分にエアコンの暖房18℃でオン
- 【リビングのエアコン】毎日20時30分にエアコンをオフ
スケジュールの設定は以下の手順で行います。
- SwitchBotアプリ開く
- 下部の「オートメーション」をタップする
- 右上の「+」をタップする
- オートメーションの名称を入力する
- 「条件を追加」を選択し、「スケジュール」を選ぶ
- 指定時間や周期(毎日orカスタマイズ)を入力し、保存をタップする
- 「アクションを追加」で実行したい操作を選択する
4.スマホの位置情報と連動して操作も可能
現在はベータ版となっていますが、スマホの位置情報と連動して家電の操作もできます。仕事に出かける時刻や帰宅する時刻が日によって異なる人が、家にいる時間帯だけエアコンをオンにしたい場合などに役立つでしょう。
例えば、以下のように設定が可能です。
- 自宅を出発したらにエアコンをオフにする
- 自宅を出発したらロボット掃除機をスタートする
- 自宅に到着したらエアコンをオンにする
SwitchBotアプリでの設定方法は以下のとおりです。
- SwitchBotアプリ開く
- 下部の「オートメーション」をタップする
- 右上の「+」をタップする
- オートメーションの名称を入力する
- 「条件を追加」を選択し、「到着」または「出発」を選ぶ
- 対象となる位置エリアを表す「ジオフェンス」を設定し、保存する
- 「アクションを追加」で実行したい操作を選択する
到着はジオフェンス(対象位置から半径100m以内)の内側に入った場合、出発はジオフェンスの外側に出た場合に実行されます。また、本機能を使う場合には、スマホの位置情報へのアクセスを常に許可するように設定しておきましょう。
スマートスピーカーもあるとハンズフリーで家電操作が可能
5.音声で家電のオン・オフができる

スマートスピーカーがあれば、音声で家電のオン・オフができます。リモコンが近くにないとき、手が塞がっているとき、座ったり寝てたりしていて動きたくないときでも家電を操作できて便利です。
例えば、AmazonのEchoデバイスと連携させれば以下のように使えます。
- 起床時にリビングのエアコンをオンにしたいとき「アレクサ、リビングのエアコンをつけて」
- 赤ちゃんを抱っこしながら照明を暗くしたいとき「アレクサ、寝室の照明を暗くして」
- リビングでゴロゴロしながらテレビをつけたいとき「アレクサ、テレビをつけて」
SwitchBotミニハブは主要な音声アシスタントに対応しています。対応機種は以下のとおりです。
- Amazon Echoシリーズ(Echo Show・Echo Dot など)
- Google Nestシリーズ(Google nest Hub、Google nest Miniなど)
- HomePodシリーズ(HomePod、HomePod mini)
- LINE Clova
6.シーンを登録すれば、複数家電の操作が簡単にできる

SwitchBotハブミニでシーンを登録すれば、複数の家電をまとめて操作できます。スマートスピーカーからも一括で操作できて便利です。
普段の生活では、複数の家電を同じタイミングで操作することも少なくありません。例えば、朝起きると、寝室やリビングの照明をつけて、寝室のエアコンを消し、リビングのテレビをつける人も多いでしょう。仕事に出かける際には、全部屋の照明やエアコンを消して、ロボット掃除機をスタートさせる人もいるでしょう。
例えば、「朝起きる」シーンで活用できます。まず以下のシーンを登録して、
シーン名 | 朝起きる |
操作 | ・寝室の照明をオン ・リビングの照明をオン ・寝室のエアコンをオフ ・リビングのエアコンを暖房18℃でオン |
登録したら以下のように言うだけで登録した操作を一括で実行できます。
- アレクサ、朝起きる(シーン名)をつけて
なお、アレクサでスイッチボットハブミニのシーンを直接操作するには、「アレクサ、〇〇(シーン名)をつけて」と言う必要があります。言い回しが不自然で気になる場合は、後述する定型アクションを活用しましょう。
シーンの登録は以下の手順で行います。
- SwitchBotアプリを起動する
- 右上の「+」をタップして「シーンを追加」を選ぶ
- 「シーン名」を入力する
- 「アクションを追加」をタップする
- デバイスを選択して、リモコン操作を選んで保存する(複数回行う)
7.定型アクションを活用すれば、家電の操作以外もあわせて実行できる

アレクサの定型アクションなどの機能を活用すれば、家電の操作に加えて、アナウンス・待機・音楽再生などもあわせて実行できます。
例えば、アレクサに「行ってきます」と言うだけで、以下の操作を順番にすべて実行できます。
- 「持ち物リスト」を読み上げる
- リビングの照明をオフ
- リビングのエアコンをオフ
- ロボット掃除機をスタートする
- 「いってらっしゃい」と話す
- 10秒待機する
- 玄関・廊下の照明をオフにする
定型アクションを使えば、スマートスピーカーのさまざまな機能も家電操作とあわせて実行できます。組み合わせ次第で利便性が向上しますよ。
SwitchBotのセンサー・デバイスもあれば自動化がさらに進む
8.SwithBotボットがあれば物理スイッチも自動操作が可能

SwitchBotハブミニに加えて、SwitchBotボットもあると物理的なスイッチも自動操作ができます。SwitchBotボットとは遠隔で指の代わりに押してくれるデバイスのこと。SwitchBotボットを導入すれば、リモコンがない家電も操作できて便利です。
例えば、SwitchBotボットで操作できるのは以下のとおりです。
- 照明スイッチ
- 給湯器パネル
- コーヒーメーカー
- 扇風機
- 加湿器
- 空気清浄機など
赤外線のリモコンがついてない旧式の家電だけど、スマホやスマートスピーカーを使って操作したい場合にはあわせて導入を検討するとよいでしょう。
9.SwitchBotスマートカーテンがあれば、カーテンの開け閉めも自動化できる

リモコンで操作できる電動リールのついたカーテンであれば、SwitchBotハブミニだけあれば自動操作できますが、多くの家にはついていないことも多いでしょう。SwitchBotハブミニと連携できるSwitchBotスマートカーテンを導入すれば、通常カーテンでも自動で操作が可能です。
朝起きた際には、照明をつけるだけでなくカーテンを開けることも多いはず。SwitchBotカーテンを導入すれば、毎日のルーティンを減らせて細々とした作業に頭を使わなくても済みます。目覚まし代わりに毎日定時にカーテンを開けることも可能です。
10.SwitchBotの温湿度計もあれば、常に適した温度・湿度を維持できる

SwitchBotの温湿度計も導入すれば、部屋のなかを常に快適な温度・湿度に維持できます。
通常の温湿度計がある家庭では、室温が18℃以下で寒くなったらエアコンの暖房をつける、湿度が50%を下回ったら加湿器をつけるなどをしている人も多いでしょう。SwitchBotハブミニとSwitchBot温湿度計を合わせると、このようなエアコンや加湿器の操作を自動化できます。
室内にペットを飼っていたり、室内で植物を育てていたりすると温度・湿度が気になる人も多いでしょう。SwitchBot温湿度計があれば、ペットや植物に適した環境をキープできます。なお、温湿度センサーの製品は、SwitchBot温湿度計と、より画面が見やすくなったSwitchBot温湿度計プラスの2つです。
なお、SwitchBotハブミニと温湿度計の代わりに、SwitchBotハブ2を使う手もあります。SwitchBotハブ2には温度・湿度のセンサーが内蔵されているので、同様のことが可能です。部屋に設置するデバイスが少なくて済むのもメリットでしょう。
SwitchBotハブミニの導入で生活が変わり、余裕が生まれる
SwitchBotハブミニを導入することで、家電の遠隔操作・自動操作が可能になり、生活が変わります。我が家で導入してからは、エアコンの操作はすべて自動化され、エアコンをオン・オフのことを考える必要がなくなり、余裕が少し増えたと感じます。
本記事を参考にして便利そう、使ってみたいと思ったら、ぜひ導入してみてください。
SwitchBotハブミニが気になるなら口コミ・評判もチェック
SwitchBotハブミニには便利な機能があるものの、口コミ・評判が気になる人もいるでしょう。
以下の記事では、SwitchBotハブミニの口コミを解説しています。半年以上してわかったメリット・デメリットも紹介しているので、購入を検討している人は参考にしてみてください。