人工知能アレクサを搭載しさまざまな指示に応えてくれるAmazon Echoシリーズ。アレクサを利用してみたいものの、種類が多くてどれがよいのか、各機種で何が違うのかなどわからない人も多いでしょう。
そこで本記事では、現在販売中の全9製品をアレクサ利用歴6年以上の私が徹底比較。共通してできることやおすすめの人も解説しています。本記事を読めば、自分にあう製品を見つけられるはずなので、ぜひ最後までお読みください。
Amazon Echoシリーズは大きく3種に分けられる
現在販売されているAmazon Echoシリーズには全部で9製品ありますが、大きく以下の3つに分類できます。
- ディスプレイなしの「スマートスピーカー」
- ディスプレイがある「スマートディスプレイ」
- 置き時計みたいな「スマートクロック」
スマートスピーカーはAIが搭載されたスピーカーのこと。Echoシリーズでは「Amazon Alexa」のAIが搭載。音楽を再生するだけでなく、音声で指示を実行したり、さまざまな質問に答えてたりしてくれます。気軽に音楽を楽しみたい人や声で家電を制御したい人におすすめです。
スマートディスプレイはスマートスピーカーにディスプレイが付属したもの。声だけで画面を操作したり、動画を再生できたりします。天気や予定を常時表示したり、気軽にビデオ通話したりしたい人に向いています。
スマートクロックは置き時計とスマートスピーカーが一体化したデバイスです。コンパクトで寝室や仕事場の置き時計としても利用できます。
Echoシリーズ各製品で何が違う?種類別に違いを解説
Echoシリーズの大まかな分類は前述しましたが、各機種の違いが気になる人もいるでしょう。ここからは機種ごとの違いを解説します。
スマートスピーカーの各機種は音質・センサーなどが異なる
Echoシリーズのスマートスピーカーは、Echo Pop、Echo Dot、Echo、Echo Dot Max、Echo Studio。これら5つの主な違いは音質やセンサーの有無です。
| Echo Pop | Echo Dot 第5世代 | Echo Dot Max | Echo Studio 2025年発売 | |
|---|---|---|---|---|
| 通常価格 | 5,980円 | 7,480円 | 14,980円 | 39,980円 |
| サイズ [cm] | 9.9 x 8.3 x 9.1 | 10 x 10 x 8.9 | 10.9 x 10.9 x 9.9 | 15.5 x 14.2 x 14.8 |
| 基本機能 – 音楽再生 – 天気予報 – スマートホームなど | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| センサー | − | ◯ | ◯ | ◯ |
| 音質 | ★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ Dolby Atmos |
なお、以前はLEDで時計などが表示されるEcho Dot with clock 第5世代も販売されていましたが、現在はAmazonの公式サイトで取り扱い停止になっています。
ここからは、Echoシリーズのスマートスピーカーの各機種の特徴を解説します。
Echo Popはコンパクトで低価格。スタイリッシュでインテリアにも馴染みやすい
Echoシリーズのスマートスピーカーのなかで、もっともコンパクトで低価格であるのがEcho Popです。
代表的なEcho Dot 第5世代は7,480円程度であるのに対して、Echo Popは5,980円。低価格でありながら、音楽再生、天気予報・予定の通知、タイマー・リマインダーなど、アレクサの基本機能が利用できます。
Echo Popは、よりスタイリッシュでコンパクトなデザインをしており、後述するEcho Dotよりもインテリアに馴染みやすいのも特徴です。リビングやキッチンだけでなく、仕事部屋や寝室、玄関など、より幅広い場所に設置できます。
なお、Echo Popを含むEchoシリーズはAmazonのセール対象になることも多いため、セールを利用すれば半額以下で購入することも可能です。
Echo Dot 第5世代 は安価ながら温度センサー・モーションセンサーが使える
Echo Dot第5世代は温度センサー・モーションセンサーが付与しており、スマートホームに使いやすいのが特徴です。
Echo Popでも声による家電操作は可能ですが、センサーは内蔵されていません。一方、Echo Dot第5世代ではセンサーがあるため、センサーを利用した家電の自動操作が可能です。例えば、温度センサーをトリガーにしてエアコンをつけたり、モーションセンサーで人がいるときのみ照明をつけたりできます。
現在販売中の第5世代は第4世代のものとは音質やセンサーの有無が違います。第4世代に比べ10%大きくなったスピーカーで音質の向上が期待されます。
Echo Dot Maxはスタイリッシュで高音質
Echo Dot Maxは2025年10月29日に発売予定の新しいデバイスで、スタイリッシュなデザインと音質のよさが特徴です。設置した部屋の音響特性を自動で分析し微調整することで、部屋におうじて最適な音響を楽しめます。
Echo Studioは音質が最高レベル。映画館のような音響も楽しめる
Echo StudioはEchoシリーズで音質が最高レベルで、映画館のような音響を楽しめます。2025年10月に新しいモデルがリリースされました。高音質はそのままに、旧モデルに比べて40%も小型化しており、より設置しやすくなったといえます。
空間オーディオのDolby Atmosにも対応しているため、自宅で映画館のような迫力のある音響を体験できるでしょう。
スマートディスプレイの各機種で違うのは画面サイズ
Echoシリーズのスマートディスプレイは、Echo Show 5、Echo Show 8、Echo Show 15です。これら4つの主な違いは画面サイズ。最後の数字は画面のサイズをインチで表しています。例えば、Echo Show 5は画面が5インチです。
| Echo Show 5 第3世代 | Echo Show 8 2025年発売 | Echo Show 11 2025年発売 | Echo Show 15 第2世代 | |
|---|---|---|---|---|
| 通常価格 | 9,980円 | 34,980円 | 39,980円 | 47,980円 |
| 基本機能 – 音楽再生 – 天気予報 – スマートホームなど | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| ディスプレイ (解像度) | 5.5インチ (960 x 480) | 8.7インチ (1340 x 800) | 11インチ (1920 x 1200) | 15.6インチ (1920 x 1080) |
| 備考 | 縦横両表示対応 壁がけ対応 Fire TV機能 |
なお、以前はディスプレイが10インチのEcho Show 10も販売されていましたが、現在は取り扱いが停止されています。
Echo Show 5はコンパクト。時計や天気予報の表示に最適
Echo Show 5はディスプレイが5.5インチで安価なのが特徴です。時刻や天気予報を常時表示できます。
Echo Show 5はスマートディスプレイのなかでもっとも低価格。通常価格12,980円で入手できます。
音楽再生やタイマーの設定など基本的な機能はもちろん、動画再生やビデオ通話も可能です。ただし、画面サイズが小さいため、動画再生にはやや不向きです。時刻や天気予報の表示であれば快適に使えるでしょう。
以下の記事では、Echo Show 5でできることを詳しく解説しています。Echo Show 5が向いている人も解説しているので、Echo Show 5の購入を検討している人は参考にしてみてください。
Echo Show 8・Echo Show11は近くで画面を見ながら作業するのに便利
Echo Show 8やEcho Show 11はスマホよりもひと回り大きいサイズで、キッチンなどに置いて近くで画面を見ながら作業するのに最適です。
Echo Show では設定したタイマーの残り時間が画面で見られるので、料理で設定したタイマーの確認が容易にできます。タイマーの設定・停止も手ぶらでできるので、料理をする際などキッチンで使うのに最適です。
画面が大きめなのでビデオ通話の際も相手の表情を確認しやすい点もメリット。子どもが1人で留守番する際に、子どもとビデオ通話をする際にも便利です。実家に設置して、遠方にいる両親とビデオ通話するのにも使えます
また、使っていないときはフォトフレームとしても利用するのもよいでしょう。実家に置いて子どもの写真を表示するようにしておくと両親に喜ばれます。
Echo Show 15はiPadよりひと回り大きめ。壁掛けもできてリビングやダイニングに最適
Echo Show 15の最大の特徴は壁がけできる点です。リビングやダイニングに壁がけすれば、家族が天気やスケジュールなどをすぐにチェックできます。画面が大きめなので、少し離れたところからでも確認しやすいでしょう。
Fire TV機能が搭載されている点もメリット。Prime Videoなどの動画を音声指示だけで再生できるので、エンタメを楽しむ際にも便利です。アレクサが使える音声認識リモコンも付属しているので、スマートテレビとしても使えます。
スマートクロックはEcho Spotのみ。コンパクトでいつでも時計を確認できる
Amazon Echoシリーズで販売しているスマートクロックがEcho Spotです。現在購入できるのは2024年に販売された新しいEcho Spot(2024年)です。コンパクトで置き場所を選ばず、置き時計や目覚まし時計代わりにも利用できます。
もちろん、アレクサの基本機能も使えるので、声だけで音楽再生なども可能です。また、時計だけでなく、天気や再生中の曲名も表示できます。
Echoシリーズ共通でできることは?代表的な機能を紹介
Echoシリーズの製品にはアレクサが搭載されているため、基本的な機能はどのデバイスでも利用が可能です。主な機能は以下のとおりです。
- 音楽を再生する
- 今日や明日の天気を聞く
- ニュースを流す
- Googleカレンダーなどの予定をチェックする
- アラーム・タイマー・リマインダーをセットする
- 家電を音声で操作する
- 買い物リストを使う
以下の記事では、アレクサでできることを紹介しています。使い方や具体的な活用シーンを含めて解説しているので、共通でできることを知りたい人は参考にしてみてください。
各機種がおすすめの人は?
各機種の特徴や他の機種との違いはわかったものの、どれがよいか迷っている人もいるでしょう。ここからは、各機種がおすすめの人を解説します。
アレクサ初心者の人、家で音楽を楽しみたい人はスマートスピーカーから選ぼう
アレクサ初心者の人は、スマートスピーカータイプがおすすめです。スマートスピーカーには基本機能が備わっており、安価なデバイスもあります。アレクサをとりあえず試したいならスマートスピーカーから選びましょう。
家で音楽を聴くのが主な目的の人もスマートスピーカータイプがおすすめです。どの機種でも音楽配信サービスを利用できます。機種によっては音質に優れたデバイスも利用が可能です。
ここからは、スマートスピーカーのタイプで各機種がおすすめの人を解説します。
アレクサをはじめて試す人や2台目以降ならEcho Popがおすすめ
アレクサをはじめて試す人にはEcho Popがおすすめです。安価でありながらも、音楽再生、天気や予定、タイマーなどアレクサの基本機能を使えます。
家に2台目以降を導入する人にもEcho Popがおすすめです。コンパクトなので場所を選ばず、カラーバリエーションも豊富なので部屋のインテリアにも合わせやすいでしょう。
スマートホーム化したい人はEcho Dotが向いている
どのEchoデバイスでも家電を操作できますが、スマートホームに使いたい人はEcho Dotがおすすめです。第5世代となるEcho Dotデバイスには温度センサー・モーションセンサーが内蔵されているため、センサーをトリガーにした家電の自動操作もできます。
例えば、部屋の温度が20℃以下になったらエアコンをオンにする、仕事部屋に設置してモーションセンサーで検知したら照明を付けるといった自動操作が可能です。
映画館のような音響で音楽・動画を楽しみたい人はEcho Studioが向いている
音質にとことんこだわりたい人にはEcho Studioが向いています。
Amazon Echoシリーズではもっとも音質がよいのが特徴です。立体音響技術のDolby Atmosにも対応しているので、映画館のような迫力のある音響で音楽・動画を楽しめます。
レシピ表示・ビデオ通話・動画再生にも使いたい人はスマートディスプレイから選ぼう
レシピの表示やビデオ通話、動画再生にも使いたいのであれば、画面が付いているスマートディスプレイから選びましょう。ここからは、スマートディスプレイの各機種が向いている人を解説します。
時刻・天気を常時表示させたい人はEcho Show 5がおすすめ
時計や天気予報を常時表示をしたい人にはEcho Show 5がおすすめです。コンパクトで場所を選ばないので、仕事部屋や子ども部屋に設置し、置き時計代わりにも使えます。
画面サイズが5.5インチと小さく解像度も低めであるため、レシピ表示や動画再生を使う人にはやや不向きです。レシピ表示・動画再生にも使いたいならEcho Show 8やEcho Show 15といった、より画面が大きい機種のほうが向いているでしょう。
キッチンでアレクサを活用したい人はEcho Show 8やEcho Show 11が向いている
キッチンでアレクサを活用したい人にはEcho Show 8やEcho Show 11がおすすめです。
タイマーや買い物リストなど基本機能が使えるのに加えて、レシピを画面表示できるので、料理する際に役立ちます。音楽再生も可能なので、料理中にBGMをかける際にも便利です。
リビングに壁がけしてアレクサを使いたい人にはEcho Show 15がおすすめ
リビングに画面付きのスマートディスプレイを置きたいものの、よい設置場所が見当たらない人にはEcho Show 15がおすすめです。壁がけできるので、置く場所を確保する必要がありません。
大きめの画面なので、サブのテレビとして使ったり、天気や予定を常時表示させておいたり、フォトフレームとして使ったりするのにもおすすめです。Fire TV機能を搭載しているので、声だけで気軽に動画を再生する際にも便利でしょう。
寝室などで置き時計・目覚まし時計にも使いたい人にはEcho Spotがおすすめ
寝室に置くEcho端末を探しているのであれば、Echo Spotがおすすめです。常に時計を表示できるので、置き時計にも使えます。また、音楽配信サービスと連携させれば、目覚ましのアラームの際に好きな音楽も再生が可能です。
また、サイズもコンパクトなので、置き場所に困ることも少ないでしょう。
自分にあうEchoデバイスを導入して、日々の生活に余裕を作り出そう
本記事では、Amazon Echoシリーズの各機種の特徴やおすすめの人を解説しました。おさらいになりますが、各機種の特徴・おすすめの人は以下のとおりです。
| 機種名 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| Echo Pop | ・コンパクト ・もっとも低価格 | ・はじめて試す人 ・2台目以降 |
| Echo Dot 第5世代 | ・センサー内蔵 ・低価格 | ・スマートホームに使いたい人 |
| Echo Dot Max | ・音質がよい ・コンパクトでスタイリッシュ | ・置き場所を選ばずに高音質を楽しみたい人 |
| Echo Studio (2025年発売) | ・音質が最高レベル ・空間オーディオに対応 | ・音質にこだわりたい人 ・家で映画・ライブを大迫力で楽しみたい人 |
| Echo Show 5 第3世代 | ・コンパクト ・低価格 ・時計や天気を常時表示 | ・時刻・天気を常時表示させたい人 ・仕事部屋や子ども部屋の時計代わりにしたい人 |
| Echo Show 8(2025年発売) | ・レシピ表示やビデオ通話に最適なサイズ | ・キッチンで利用したい人 |
| Echo Show 11(2025年発売) | ・レシピ表示やビデオ通話に最適なサイズ | ・キッチンで利用したい人 |
| Echo Show 15 | ・壁がけできる ・Fire TV機能を搭載 | ・リビングに設置したい人 ・リビングでEchoデバイスの置き場所に困っている人 |
| Echo Spot | ・コンパクト ・常に時計が表示 | ・寝室に設置したい人 ・置き時計・目覚まし時計代わりにも使いたい人 |
Echoデバイスをうまく活用することで、家事や子育てなどでやることを減らし、日々の余裕にもつながります。ぜひ自分にあったEchoデバイスを導入して、暮らしに余裕を作りましょう。












