日用品の在庫切れを防ぐための在庫管理ですが、リスト作ったりチェックしたり、いろいろ面倒ですよね。日用品の在庫管理で、以下のような疑問はありませんか?
- 「日用品の在庫管理、手間をかけてまでやる必要ある?在庫管理のメリットは?」
- 「在庫管理リスト作るの面倒。月1回の在庫チェックも面倒。ズボラでもできるやり方は?」
- 「在庫管理する方法には、紙やホワイトボードなどあるが、どれが一番よいか?」
- 「ストックの置き場所は、使う場所の近くと、一箇所にまとめるのとどっちが楽?」
この記事では、以下の内容を解説します。
- 日用品の在庫リストの方法5つとその比較
- ストックの最適な、収納場所・補充量・購入タイミング
家事の時短を7年以上研究し生産性を上げてきた私が、日用品のあらゆる在庫管理方法をリサーチして比較し、もっとも楽な方法を紹介します。
本記事を読めば、ラクに日用品の在庫管理ができ、もう在庫切れで慌てて買い物することはありません。ぜひ最後までお読みください。
日用品を在庫管理するメリット4つ
日用品を手間をかけてまで在庫管理するのは、なぜでしょうか?
日用品を在庫管理すると、以下4つのメリットがあります。
メリット1.在庫切れを防ぎ、急な買い出しが不要になる
日用品を在庫管理してないと、使おうと思ったときに必要なものがなくて困り、慌てて買い出しをすることになってしまいます。例えば、毎日の洗濯に必要不可欠な洗濯洗剤がなくなると、洗濯ができずに困ってしまいますし、急にコンビニに買いに行くのも面倒です。
在庫管理すれば、残りが少なくなった日用品を把握でき、それらを買い物で購入することで在庫切れを防げます。急な買い出しも不要になります。
メリット2.時短になる
ネット通販は便利ですが、在庫を切らしてすぐ必要なときに間に合わないことも。そんなときは、近くのコンビニやスーパーに買いにいくはめになります。仮に、近くのコンビニまで片道徒歩10分、買い物に1分かかるとすると、合計で21分かかります。忙しいパパやママにとって、貴重な時間のロスは防ぎたいものです。
日用品の在庫管理をすることで、急な買い物が不要になり、買い物にかかる時間分だけ時短になります。
メリット3.節約になる
日用品の在庫管理をしていないと、急な買い物が発生します。急な買い物では、近くのコンビニで買うことが多いでしょう。
コンビニで買うと、単価が高い商品を買ったり、ついで買いをして不要なモノを買ったりします。
在庫管理をすれば、急な買い物でコンビニに立ち寄ることがなくなり、単価が高いモノや不要なモノを買わずにすむので、節約になります。
メリット4.買いすぎを防ぎ、家のスペースの無駄遣いを防ぐ
日用品の在庫管理をしてないと、在庫が十分あるものをスーパーで買い、後で買いすぎに気づいてしまう、といったこともやりがち。
子育て中だと子ども関連のものが増え収納に困っているのに、過剰に在庫をもつと、家のスペースの確保がより難しくなります。また、収納スペースがごちゃごちゃして、必要なものを取り出しにくくなります。
在庫管理をすれば、買いすぎを防ぎ、家の貴重なスペースも有効に活用できます。
日用品の在庫管理方法5つを紹介
日用品の在庫管理というと、紙の在庫管理シートを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、在庫管理の方法は、以下の5通りあります。
- アレクサのリスト機能
- ホワイトボード
- ストック管理アプリ
- メモアプリ
- 紙の在庫管理シート
方法1.アレクサのリスト機能
音声アシスタントのアレクサには、音声でリストにアイテムを追加できるリスト機能があります。このリスト機能は、日用品の在庫管理に使うと便利です。
アレクサのリストで管理する場合は、残量が少なくなって買う必要があるアイテムのみをリストに追加します。
普段やることは、新品のストックを開封して補充するときに、「アレクサ、買い物リストに洗濯洗剤を追加して」などと言うだけ。
声でしかも簡単にできるので、夫婦のどちらでも、何かの作業しながらでもできます。買い物する際は、スマホのAlexaアプリからリストを見るだけ。リストは、アプリで以下のような感じで見れます。
もし日用品と食料品を分けて管理したい場合は、日用品リストを作り、「アレクサ、日用品リストに◯◯追加して」といえばよいです。
アレクサリスト | |
---|---|
初回の作業 - 管理表作成 | ○ 不要 |
日々の作業 - ストック開封時 | ◎ 音声でアイテム追加 |
月一の作業 - 在庫チェック | ◯ 不要 |
買い物時の作業 - 外出先で閲覧 | ◯ |
- 夫婦共有 | ◯ |
アレクサのリスト機能で、日用品在庫管理するメリット
- 新品を開封したらアレクサに呼びかけるだけで、在庫管理がすごく楽
- スマホでリストを閲覧でき、外出先で買い物する際にも便利
- 夫婦で簡単に共有でき、妻から夫(夫から妻)に買い物をお願いするときも便利
- リストがチェックボックス付きなので、買い忘れを防げる
アレクサのリスト機能で、日用品在庫管理するデメリット
- 楽に追加するなら、Amazon Echoデバイスが必要(なお、スマホで無料のAlexaアプリを試せます)
- ときどき、アイテム名が正しく登録されない(なお、復唱するので誤りにすぐ気づける)
アレクサのリスト機能を使う際に、Amazon Echoデバイスが必要で、出費が必要になります。しかし、日用品だけでなく、食料品の買い物リストにも使えますし、日々の家事・育児を便利にする機能が豊富にあるので、出費に十分みあった価値があります。
以下の記事では、アレクサを使えるEcho Dotの評判を解説しています。メリットやデメリットも解説しているので、導入を検討する際の参考にしてみてください。
方法2.ホワイトボード
ホワイトボードに日用品一覧を書いておき、在庫有無をマグネットで表示するやり方が一般的です。ストックを開封して、ストックが一定量を下回ったら、マグネット移動するだけです。他には、在庫が切れそうな商品をホワイトボードに書くやり方もあります。
ホワイトボード | |
---|---|
初回の作業 - 管理表作成 | ✕ 必要 |
日々の作業 - ストック開封時 | ○ マグネット移動 |
月一の作業 - 在庫チェック | ◯ 不要 |
買い物時の作業 - 外出先で閲覧 | ✕ |
- 夫婦共有 | ✕ |
マグネットは、100均で材料買って作ることもできますが、ラベルがあらかじめ付いたマグネットシートを使うと導入がより楽にできます。例えば、キャンドゥのストック管理マグネットシートだと、日用品と食材のマグネットが揃っています。
ホワイトボードで、日用品在庫管理するメリット
- 日々の在庫切れのときの作業が、マグネット移動だけで済むので比較的ラク
ホワイトボードで、日用品在庫管理するデメリット
- 初回の在庫管理表を作るのが面倒
- アイテムが多いと、大きなホワイトボードや複数のホワイトボードが必要
- 外出先で見たり、夫婦間で共有するには、写真をとるなど、ひと手間が必要
方法3.ストック管理アプリ
家にある食品や消耗品の消費期限などを管理する、ストック管理アプリもあります。ストック管理アプリのひとつ「リストック」では、管理したい日用品を登録して、各アイテムの残量をスマホで管理できます。
新品ストックを開封したら、アプリでアイテムを選択して、残量を変更することで、常に各アイテムの残量を把握できます。期限が近づいたらアプリから通知を出すこともできます。また、購入時は、在庫切れのアイテムのみを抽出することもできます。
ストック管理アプリ | |
---|---|
初回の作業 - 管理表作成 | ✕ 必要 |
日々の作業 - ストック開封時 | △ スマホで残量変更 |
月一の作業 - 在庫チェック | ✕ 必要 |
買い物時の作業 - 外出先で閲覧 | ○ |
- 夫婦共有 | ✕ |
ストック管理アプリで、日用品在庫管理するメリット
- (Amazonで購入するなら)リストアップから購入までスピーディにできる
ストック管理アプリで、日用品在庫管理するデメリット
- 初回、管理すべき日用品を登録する必要あり
- 残量変更時の作業が、アプリを開いて何回もタップ必要で、面倒
- アプリ依存だが、夫婦で共有できないこと多い
方法4.メモアプリ
iPhoneメモやGoogle keep、Evernote、Notionなどのメモアプリを使い、日用品管理表を作るやり方もあります。紙の日用品管理表をそのままデジタル化した感じです。
メモアプリ | |
---|---|
初回の作業 - 管理表作成 | ✕ 必要 |
日々の作業 - ストック開封時 | ー |
月一の作業 - 在庫チェック | ✕ 必要 |
買い物時の作業 - 外出先で閲覧 | ◯ |
- 夫婦共有 | ◎ |
メモアプリで、日用品在庫管理するメリット
- 夫婦間の共有が簡単。夫婦共にいつでも在庫状況みられる
- チェックボックス使えば、買い物で買い忘れ防げる
メモアプリで、日用品在庫管理するデメリット
- 在庫管理表の作成が面倒
- 在庫状況のチェックで見て回るのが面倒
方法5.紙の在庫管理シート
従来からある定番のやり方が、紙で在庫管理シートを使う方法です。
Excelなどで在庫管理シートを作成、印刷しておきます。例えば、下記のようにアイテム名と、必要数、現状の数量、買うべき数量の列からなるのが一般的です。
定期的(例えば、月1回)に在庫状況を見て回って、このリストに現状の数量を書いていき、各アイテムで購入すべき数量を出します。買い物では、シートを見てカートに入れていきます。
紙の管理表 | |
---|---|
初回の作業 - 管理表作成 | ✕ 必要 |
日々の作業 - ストック開封時 | ◯ 不要 |
月一の作業 - 在庫チェック | ✕ 必要 |
買い物時の作業 - 外出先で閲覧 | ✕ |
- 夫婦共有 | ✕ |
紙の在庫管理シートで、日用品在庫管理するメリット
- 特になし
紙の在庫管理シートで、日用品在庫管理するデメリット
- 在庫管理シートを作成するのが手間(テンプレート活用すると手間低減は可)
- 在庫状況のチェックが必要
- スマホで在庫管理表見るには、写真とるなど、ひと手間必要
- 在庫管理表を夫婦共有しづらい
日用品の在庫管理方法を比較。おすすめはアレクサのリスト活用
5つの日用品在庫管理方法を比較した表は、以下の通りです。
アレクサ リスト | ホワイト ボード | ストック管理 アプリ | メモ アプリ | 紙の シート | |
---|---|---|---|---|---|
初回の作業 – 管理表作成 | ○ 不要 | ✕ 必要 | ✕ 必要 | ✕ 必要 | ✕ 必要 |
日々の作業 – ストック開封時 | ◎ 音声で アイテム追加 | ○ マグネット 移動 | △ スマホで 残量変更 | ー | ー |
月一の作業 – 在庫チェック | ◯ 不要 | ◯ 不要 | ✕ 必要 | ✕ 必要 | ✕ 必要 |
買い物時の作業 – 外出先で閲覧 | ◯ | ✕ | ○ | ◯ | ✕ |
– 夫婦共有 | ◯ | ✕ | ✕ | ◎ | ✕ |
在庫管理での、初回の作業、日々の作業、月一の作業、買い物の作業すべてを一番楽にできるのは、アレクサのリストです。そのため、日用品の在庫管理の手間をできるだけ減らしたい方は、アレクサのリスト活用するのがおすすめです。
日用品の在庫管理作業における時短・手間削減の観点からは、アレクサのリストが一番だと思います。しかし、人によっては、在庫状況を常に見える化したいとか、残量をきっちりチェックしたいとか、在庫チェックをした方が安心感があるなど、多様な好みもあるでしょう。
他の日用品管理方法は、以下のような人におすすめです。
- 家で、在庫状況をいつでも見えるようにしたい人は、ホワイトボード
- 残量や消費期限をきっちり管理したい人は、ストック管理アプリ
- 在庫チェックをしたい人は、メモアプリ・紙の管理シート
アレクサでやるなら、ストックの収納場所・補充量・購入タイミングも最適にしよう
最も楽に日用品の在庫管理ができる、アレクサのリスト活用。ストックの収納場所・補充量・購入タイミングを最適にすると、さらに在庫管理が楽になります。
日用品の在庫の収納場所は、使う場所の近くがおすすめ
ストックの収納場所には、使う場所に置く派と、1箇所にまとめる派がいます。使う場所に置く派では、キッチン用品のストックはキッチンに、洗濯洗剤のストックは洗濯機の近くなどにおきます。
一方、1箇所にまとめる派では、在庫チェックが楽になるように、ストック用のまとまった置き場を確保して、そこに整理します。片付けが得意だったり、まめな人が多い印象です。
私は、使う場所に置く派です。使う場所の近くに置くのが、トータルでみて、一番楽で時短になるからです。楽で時短になると考える理由は、以下の3つです。
- ストックを見つけるのが楽
- 補充するのが楽
- まとまったスペースがなくてもできる
ストックを使う場所の近くにすると、ストックがあちこちに散らばり、在庫チェックで見て回るのが大変になると懸念するかもしれません。
しかし、アレクサのリストを活用すれば、新品ストック開封時にリストに追加するだけなので、そもそも在庫チェックは不要。アレクサのリストを活用し、ストックを使う場所の近くにおけば、ストック補充も楽だし、在庫チェックも省略できます。
新品ストック開封したら、+1パックで補充するのがおすすめ
毎回ストックを補充するとき、プラス1パックを基本にするとよいです。1パックとは、洗濯洗剤なら詰め替え1パック、トイレットペーパーなら1パック(例、6ロール入り)など。
トイレットペーパーなら残り3ロールを下回ったら、ティッシュペーパーは残り2箱を下回ったら、リストに追加するような運用もできますが、夫婦でこの基準を覚えるのも、どこかにメモしておくのも面倒です。
誰でも確実に分かる1パックにして、新品ストックを開封する際にアレクサのリストに追加するようにすれば、リストに追加し忘れるミスも防げます。
購入タイミングは、在庫切れにならない周期で定期的に
日用品の購入頻度を低くすると、家事負担が減りますが、在庫切れになりやすいです。特に、アレクサのリストでは、リストにアイテムを追加するタイミングと、発注するタイミングがズレるため、発注前に在庫切れが起こりえます。購入頻度が低すぎる場合の、在庫量の推移イメージは以下のとおりです。
在庫切れにならないように、日用品の発注タイミングを適正にすると、在庫切れを防ぎつつ、購入頻度も減らせます。購入頻度が適正な場合の、在庫量の推移イメージは下記の通りです。
商品によって、消費スピードや1パックのサイズが異なるため、一番在庫切れになりやすい商品に基づいて、購入頻度を決めるとよいでしょう。我が家ではオムツが一番在庫切れしやすいです。
なお、購入頻度を月1回固定にしたいのなら、1回の補充量や補充のしきい値を高めに調整するとよいでしょう。
また、発注を忘れないようにするために、Todoリストに日用品発注タスクを追加しておきましょう。多くのTodoリストアプリでは、定期的にタスクを入れられます。例えば、2週間おきなどに設定するとよいでしょう。私は、Todoistを使っています。
日用品の管理をさらに楽にする方法
日用品の在庫管理の手間は、日用品の種類の数と、ストック補充の頻度によります。そのため、種類と頻度を減らすことで、在庫管理の作業をさらに楽にできます。
日用品の種類を減らす
日用品の中には、消耗しないもので代用することで、毎回購入しなくて済むものもあります。例えば、代用する例は以下のとおりです。
- 排水溝のネットの代わりに、ステンレス製のごみ受けを使う
- アルカリ乾電池の代わりに、何回も充電できる充電池「エネループ」を使う
掃除用の洗剤などでは、トイレ用・お風呂用・キッチン用の洗剤が販売されていますが、どこでも使える万能な洗剤に代用すると、管理すべき日用品の種類を減らせます。
大容量のモノを選ぶ
大容量のモノを選ぶと、ストックを購入する頻度を減らせます。例えば、以下の通りです。
- トイレットペーパー◯倍長尺
- キッチンペーパー◯倍長尺
- 洗濯洗剤詰め替え○倍
業務用のものも大容量のことが多いのでおすすめです。大容量のものを選ぶと、コスパが少しよい場合が多いので、節約の観点でもメリットがあります。
なお、大容量だとかさばるため、ストック置き場のスペースに入る範囲で選びましょう。購入頻度の多いものトップ3だけ大容量にするだけでも負担軽減になります。
さいごに
本記事では、日用品の在庫管理をするメリット、その方法5つを紹介しました。また、5つの方法を比較し、アレクサのリスト機能を使うのがもっとも楽だと解説しました。
日用品の在庫管理を楽にする方法のポイントをまとめると、以下のとおりです。
- アレクサのリスト機能で、残りが少ないアイテムを声で追加。買い物時はAlexaアプリでみるだけ
- ストックの収納場所は、使う場所の近くにする
- 新品ストック開封したら、+1パックをリストに追加する
- 購入タイミングは、在庫切れにならない周期に設定。Todoリストに定期タスクを追加する
面倒な日用品の在庫管理を楽にしましょう。
日用品に関しては、管理だけでなく、節約も気になるかもしれません。以下の記事では、日用品を手間なく節約する方法について解説しています。
アレクサの買い物リスト機能の活用については、どんなふうに使うか、買い物作業のビフォーアフターなどを、以下の記事で詳しく解説しています。
日用品の在庫管理以外にも面倒な家事は効率化したいもの。以下の記事では、ゴミ出しを楽に忘れなくする方法を紹介しています。