アレクサを使えるEcho Dotは利便性が高いと評判ですが、一部には悪い口コミもあります。Echo Dotの購入を検討している人のなかには、実際のところどうなのかが気になる人も多いでしょう。
本記事では、旧世代のEcho Dotから6年以上アレクサを利用してきた私が、利用経験をもとに評判を徹底解説します。メリット・デメリットやデバイスの種類も解説するので、Echo Dotの購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
Echo Dotの基本仕様
Echo Dotにはいくつかの種類があります。
なかでも、最も新しいEcho Dot(第5世代)の主な仕様は以下のとおりです。
Echo Dot(第5世代) | |
音質 | ◎ |
LED ディスプレイ | なし |
センサー | ・モーション検知 ・室温検知 |
サイズ | 10 x 10 x 8.9 cm |
重量 | 304 g |
カラー | チャコール |
価格 | 7,480円 |
Echo Dotの評判・口コミは?
Echo dotには「便利」という評判が多いですが、声に反応しないことがあるなど悪い評判もあります。
ここからはEcho Dotのよい評判、悪い評判を解説します。
【よい評判】とにかく便利。利便性の高さを評価している声が多い
Echo Dotでアレクサが使えると、音楽再生やアラーム、家電の操作など非常に多くのことを声だけでしてくれるので、すごく便利になったと感じた人が多くいます。
Alexaを遂に購入しましたがもう便利が良くて会話も楽しめたりで最高です!
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
アラームも好きな曲で起きれるので良いです
正直ここまで良いとは思ってませんでした。テレビと繋げれば声ひとつでテレビの操作ができるのはありがたかったです。タイマーや天気など色々教えてくれるので、家事しながら使えて助かります。
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
気象情報やタイマーなどちょっとした一手間を省けるのでとにかく便利です。Switch bot製品と併用し、言葉で家電を操作したり、定型アクションを設定して自由に家電をオートメーション化できるのでQoL爆上がりです。
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
【よい評判】音質が想像以上と感じている声が多い
Echo Dot第5世代では前世代に比べてスピーカーが10%大きくなったため、サイズが小さいのに音質が想像以上と評価している声が多く見られます。
音質はこの小さなボディと単スピーカーを考慮すると充分です。Echo Popよりスピーカー小さいので期待して無かったんですが、想像以上でした。
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
第四世代からの買い替えです。スピーカー径が大きくなったせいか、音質が上がったような気がします。特に低音が良くなりました。
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
【悪い評判】声に反応しないことがある
口コミでは反応がよい声がある一方で、反応しないことがある点を報告している口コミもあります。我が家のEcho Dot(第3世代)でもまれに起きたことがありますが、たいていは再起動すると直ります。
アレクサの反応が、前のより良いです。
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
すこし聞き取りが悪いところがあります。言い方が悪いせいか反応しないときがありますが、ほとんど返してくれます。
Amazon, Echo Dot 第5世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
【悪い評判】有料サービスに勧誘される点が不満
Echo Dotを使っていると、有料の音楽配信サービスのAmazon Music Unlimited、オーディオブックのAudibleに加入を促すアナウンスがときどきあります。このアナウンスに不満を持つ人も多くいます。
有料のAmazonミュージック登録していないと「登録しませんか?」の誘いが、かなりしつこい。
Amazon, Echo Dot 第4世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
アレクサに桃太郎を話してと頼むと、アレンジした桃太郎を話してくれるのを3歳の子供が気に入り、何回もお願いしていたら、Audibleの勧誘をされ、わからずに契約していたことがありました。
Amazon, Echo Dot 第4世代のレビューにもとづき一部抜粋・修正
有料サービスの勧誘、意図しない契約には改善の余地があります。しかし、Amazonからの連絡メールを読み飛ばさないようにする、クレジットカードでAmazonからの請求額をチェックするなどで、ある程度の対処は可能です。
Echo Dotのメリットは?できることも解説
Echo Dotには、さまざまな操作を手ぶらでできる、気軽に音楽が聴けるなど、利便性を向上させるメリットが多くあります。ここからは、Echo Dotのメリットを解説します。
スケジュールの確認やタイマーの設定などが手ぶらでできる
Echo Dotのメリットは、スケジュールチェックやタイマーの設定などの作業が手ぶらでできる点です。
例えば、朝の忙しいときにはスマホで今日の予定をチェックをするのも面倒に感じることもあります。しかし、Echo Dotがあれば話しかけるだけでできます。身支度をしながらでもできるので便利です。
料理中に手がふさがっているときにキッチンタイマーをかけたい場面もありますが、Echo Dotを使えば声だけでセットが可能です。Echo Dotがあれば、食材や調味料などが切れた際にメモする代わりにアレクサに話しかけるだけでリストに追加できます。
細々とした家事を声だけで済ませられるため、家事負担の軽減にも有効です。
音楽を手軽に楽しめる
音楽を手軽に楽しめる点もEcho Dotのメリットです。音楽配信サービスに加入すれば、聴きたいアーティストや楽曲、ジャンルを指示するだけで音楽を再生してくれるので、より手軽に音楽を楽しめます。
例えば、目覚ましに好きな楽曲を再生する、子どもの好きな音楽を流す、BGMに自然音やクラシック音楽をかけるなど、広い場面で音楽再生が活用できて便利です。
スマート家電を操作できる
スマート家電を操作できる点も便利です。定型アクションと呼ばれる機能を使えば、「おやすみ」とEcho Dotに話しかけるだけで、部屋の照明やエアコンをオフにできます。
スマートリモコンと呼ばれる機器を導入すれば、赤外線タイプのリモコンが付属している通常の家電も操作が可能です。ちなみに、我が家では、SwitchBot ハブミニと呼ばれる機器を導入して、照明やエアコンを制御しています。
天気・ニュース・交通情報などの最新情報も手軽に確認できる
天気やニュース、交通情報などの最新情報も手軽に確認できます。
「アレクサ、今日の天気は」、「アレクサ、ニュースを教えて」などと言うだけでよいので、確認のためにテレビをつけたり、スマホを見たりする必要がありません。アレクサでは定時に決まった操作もできるため、毎朝7時に今日の天気とニュースを通知してもらうことも可能です。
以下の記事では、アレクサでできることのうち、私が便利だと感じた機能・使い方を厳選して紹介しています。できることを詳しく知りたい人は参考にしてみてください。
部屋のさまざまな場所に配置がしやすい
Echo Dotは小型のデバイスであるため、部屋のさまざまな場所に置きやすい点もメリットでしょう。リビング・キッチンだけではなく、寝室、玄関などにも設置が可能です。別売りで壁掛け用のキットを購入すれば、壁に設置もできます。
小型で場所を選ばず設置は可能ですが、動作させるには電源コンセントにつなぐ必要があります。電源コンセントの近くに配置するなどの制約がある点には注意しましょう。
Echo Dotのデメリットは?
多くのメリットがあるEcho Dotですが、音声認識が完璧でない、画面を使う操作ができないなどのデメリットもあります。ここからは、Echo Dotのデメリットを解説します。
音声認識がうまくいかないことがある
アレクサはたいていの場合正しく音声を認識してくれますが、ときどきうまくいかない場合があります。我が家のEcho Dotで音声認識がうまくいかなかった例としては、以下が挙げられます。
- 楽曲の再生をお願いしたら、別の楽曲が再生された
- 買い物リストに追加をお願いしたら、違うものが追加された
- 指示を出しても無視された
また、個人的な見解ですが、音声認識のしやすさは人の声によっても左右されます。私や長男(7歳)の声は比較的よく反応してくれますが、妻の声はうまく認識されないケースが多いと感じます。
例えば、買い物リストに追加する同じフレーズであっても、私が言った場合には正しく反応しますが、妻が言うと聞き返されてしまうことがありました。私や長男はよく話しかけているので、利用回数が増えるほど認識しやすくなっているかもしれません。
動画・レシピなど画面を使う操作ができない
Echo Dotはディスプレイがついていない分だけ安価ですが、動画・レシピなど画面を使う操作ができません。例えば、Echo Dotでは声で指示してPrime Videoで動画を再生したり、声で指示をしてレシピを画面で確認したりして使うことはできません。
アレクサを使いたいものの画面もほしい場合には、Echo showを検討するとよいでしょう。
Wi-Fi環境がないと使えない
Echo Dotを利用するにはWi-Fi環境があり、インターネットに接続する必要があります。Echo DotはAmazonのクラウドサーバーと通信することで、音楽のストリーミング、天気情報の取得、タイマーの設定などの機能を実現しているためです。
自宅にWi-Fi環境がないものの、Echo Dotでアレクサを使いたい人は、モバイルWi-Fiルータの導入も検討してみましょう。光回線と異なり工事不要でスピーディにWi-Fi環境を導入できるのがメリットです。
Echo Dotがおすすめの人は?
Echo Dotがおすすめなのは、家事・育児の負担を軽減したい人、音質のよい音楽を家で手軽に楽しみたい人です。
Echo Dotがあると音声だけでタイマーを設定したり、天気やスケジュールの確認ができたりするため、家事の負担を軽減できます。また、リマインダーを定時に設定できるため、歯磨きやお風呂など子どもの習慣づけにも有効です。
Echo Dotがあれば、声で指示するだけで音質の良い音楽を聴けるため、家で音楽を手軽に楽しみたい人にも向いています。すでにAmazon Musicを利用している人にもおすすめです。
Echo Dotデバイスはどれがよい?Echo Popもあわせて比較
Echo Dotには複数の種類があり、また類似のEcho Popもあり、どれがよいか迷っている人もいるのではないでしょうか。
音楽再生・天気・タイマー・リマインダー・家電操作など主要な機能はどのデバイスでも共通です。しかし、音質・LED表示の有無・センサーの有無などが異なります。
Echo Dot、Echo Dot with clock、Echo Popの違いは以下のとおりです。
Echo Dot (第5世代) | Echo Dot with lock (第5世代) | Echo Pop | |
---|---|---|---|
音質 | ◎ | ◎ | ◯ |
LED ディスプレイ | なし | あり (時計・天気・曲名など) | なし |
センサー | ・モーション検知 ・室温検知 | ・モーション検知 ・室温検知 | なし |
サイズ | 10 x 10 x 8.9 cm | 10 x 10 x 8.9 cm | 9.9 x 8.3 x 9.1 cm |
重量 | 304 g | 351 g | 196 g |
価格 | 7,480円 | 8,480円 | 5,980円 |
ここからは、各デバイスがおすすめの人を解説します。
よい音質で音楽を楽しみたいならEcho Dotがおすすめ
アレクサを導入して家で音楽をよい音質で楽しみたいなら、Echo Dotがおすすめです。LEDのディスプレイが不要だけど、音質にこだわりたい人にうってつけでしょう。
Amazonで現在販売されているEcho Dotは第5世代のみです。第5世代は、第4世代と比べて、スピーカーが約10%大きくなり、モーションセンサー・温度センサーが追加されています。よりよい音質で音楽を楽しんだり、室温に応じてエアコンを自動で操作したりすることが可能です。
時計や天気などをよくチェックするならEcho Dot with clockがおすすめ
時計や天気などをよくチェックする人にはEcho Dot with clockが向いています。
Echo Dot with clockはLEDディスプレイがついているため、声で指示を出さなくても時刻・天気をすぐに確認できます。音楽再生時は曲名の表示も可能です。
Amazonで現在販売されているEcho Dot with clockは第5世代のみです。第5世代では、第4世代に比べて、スピーカーが約10%大きくなり、モーションセンサー・温度センサーが追加され、LEDディスプレイがドットマトリクスに進化しています。
はじめてアレクサを試すなら手頃なEcho Popがおすすめ
はじめてアレクサを試すのであれば、もっとも価格が手頃なEcho Popがおすすめです。
音楽再生・天気・タイマー・リマインダー・家電操作など主要な機能はEcho Dotと同様に使えるため、もっともコスパが高いでしょう。もし試してイマイチだった場合でも価格が安い分、損した気分にもなりにくいです。
複数の部屋でアレクサを使えるように2台目以降を買う場合にも、Echo Popなら費用負担を抑えられて導入しやすいでしょう。
Echo Dotに関するよくある質問
Echo Dotの導入を検討しているものの、声などのプライバシーデータはどう扱われるのか、デバイス以外の料金がかかるのかなど、わからないことがある人もいるでしょう。
ここからは、Echo Dotやアレクサに関するよくある質問を解説します。
プライバシーが心配だけど大丈夫?
悪用されるのが心配なら、プライバシー設定で音声のデータなどを保存しない設定にしましょう。
アレクサでは理解力や応答能力を高めるために、音声録音を保存しています。プライバシーが気になる人は、音声録音を保存しないよう設定しましょう。ただし、保存しない場合にはアレクサの理解力や応答能力が低下する場合がある点には注意してください。
音声データを保存しない設定は以下のとおりです。
- Alexaアプリを開く
- 「その他」から設定を選択する
- 「Alexaプライバシー」をタップする
- 「Alexaデータを管理」をタップする
- 「音声録音の保存期間を選択」で設定する
月額料金はかかる?
Echo Dotで基本的な機能を使うのに月額料金はかかりません。
ただし、有料の音楽配信サービスやオーディオブックサービスを利用する場合には、月額料金がかかる点には注意してください。また、有料のアレクサスキルを使う場合にも料金がかかることがあります。
アレクサを使いこなせば日々の生活に少し余裕ができる
Echo dotなどでアレクサを使いこなせば、家事育児などの作業が楽になります。我が家では便利すぎてアレクサのない生活は考えられないほどです。迷っている人はEcho Dotを家に導入して試してみてはいかがでしょうか。
本ブログでは、時間の余裕がない人向けにアレクサの活用方法も紹介しています。アレクサには便利な機能・使い方が豊富なので、うまく活用したい人は以下の記事も参考にしてみてください。