家事のなかでも忘れることが多いのがゴミ出し。例えば、こんな苦い経験をしたことはありませんか。
- ネット通販を利用して段ボールが大量にあるのに、隔週に1回のゴミ出しを忘れてしまった
- 朝の家事でバタバタしていて、ゴミ出しを忘れて出社してしまった
ゴミ出しを忘れると次の回収日まで家にゴミが残ることになりますが、ゴミと一緒に生活するのはなんとしても避けたいですよね。また、忘れないようにするためとはいえ、頭のなかでゴミ出しのことを考えるのも避けたいでしょう。
本記事では、楽にゴミの出し忘れを防ぐ方法5つを紹介します。本記事を読んで実践すれば、今日からゴミの出し忘れを大きく減らせるはず。ゴミ出しのトラブルを防ぎたい人はぜひ参考にしてみてください。
スマホアプリや音声アシスタントでゴミの出し忘れは防げる
スマホのゴミ出しアプリやアレクサのゴミ出しスキルを活用すれば、労力をかけずにゴミの出し忘れを防げます。一度ゴミの収集日さえ登録してしまえば、適切なタイミングで通知してくれるので、ゴミの出し忘れを減らすことが可能です。
ゴミ出しを忘れるのはなぜ?主な原因を解説
ゴミの出し忘れを効果的に防ぐには、原因を明らかにして対策をとるのがよいでしょう。そこで、ゴミ出しを忘れる原因3つを解説します。
ゴミ収集日は覚えにくい

一部のゴミ収集日は覚えにくいため、ゴミ出しを忘れやすくなります。
例えば、燃えるゴミやプラスチックゴミは毎週〇曜日とかになっているため比較的覚えやすいですが、ダンボールや有害ゴミなどは隔週だったりして覚えにくいですよね。また、毎週のように出す習慣がない種類のゴミは、忘れやすくなってしまいます。
ゴミ出しは日によって作業内容が異なり、習慣化されにくい

ゴミ出しは日によって作業内容が異なり習慣化されにくいため、忘れやすくなります。ゴミ出しに限らず習慣化されていないタスクは忘れがちです。
ゴミ出しは、袋をしばって決まった日に収集場所に持っていく一見単純な作業ですが、日によって異なります。例えば、月曜日は燃えるゴミ、火曜日はペットボトル、水曜日はダンボール、木曜日は燃えるゴミ、金曜日はプラスチックゴミだった場合、毎日やることが異なります。また、ダンボール・びん・缶は家にたまっていない場合もあるため、収集日で何もしないことがあります。
やったりやらなかったりする作業は習慣化されていないため、何らかのトリガーがないと忘れがちです。
朝は忙しくてゴミ出しを忘れてしまう
ゴミ出しをする朝はバタバタしているため、忘れてしまいがちです。多くの場合、ごみ集積所にゴミを前日に出すことが禁止されているため、当日の朝に出す必要があります。しかし、子育て中のほとんどの人にとって、朝起きて出社するまでの限られた時間に朝食、洗濯、子どもの登園準備、身支度などをする必要があり、忙しいのは避けられないでしょう。
普段のゴミ出しを忘れない具体的な方法5つを紹介
前述したゴミ出しを忘れる3つの原因は、以下の対策をすれば解決できます。
- ごみ収集日が覚えにくくて忘れるのであれば、スマホや音声アシスタントなどで管理する
- ゴミ出しが習慣化されていないのであれば、毎日する行動のついでに行ったり、音声アシスタントで定時にリマインドしたりする
- 朝は忙しくて忘れてしまうのであれば、ゴミ出し作業の一部を前日夜に行い朝の作業を減らす
ここからは、これらを実行できる具体的な5つの方法を紹介します。
1.音声アシスタントのゴミ出しスキルを活用して、前日・当日にリマインドしてもらう

音声アシスタント「アレクサ」のゴミ出しスキルを使うと、ごみ収集日を管理できます。また、登録したごみ収集日にもとづいて決まった時刻にアナウンスしてもらうことも可能であるため、ゴミ出しの習慣化を促すことも可能です。
代表的な「アレクサ」のゴミ出しスキルは、以下のとおりです。
例えば、私が使っている「ゴミ出し太郎」では、ゴミの種類ごとのゴミ収集日はブラウザで登録できます。また、アレクサの定型アクションという仕組みとあわせて使えば、以下のように前日や当日にアナウンスすることができます。
- 朝7時に「今日回収のゴミは、燃えるゴミです」
- 夕方18時に「明日回収のゴミは、ダンボール・ペットボトルです」
朝リマインダーがなったタイミングでゴミ出しをすれば忘れることはありません。また、前日にもリマインダーが鳴らせるので、面倒な段ボールをまとめる作業などを前日に忘れずにやっておくことも可能です。
なお以下の記事は、アレクサのゴミ出しスキルや定型アクションへの組み込み方を解説しています。
2.ゴミ出しのスマホアプリを活用して、前日・当日にスマホに通知してもらう

スマホのゴミ出しアプリでもごみ収集日を管理できます。また、登録したごみ収集日にもとづいて決まったタイミングに通知を出すことも可能であるため、ゴミ出しの習慣化を促すことにも有効です。
代表的なゴミ出しアプリは、以下のとおりです。
例えば、「ゴミ収集日」アプリは、住所を選ぶだけでごみ収集日のスケジュールを設定できるため、管理が簡単にできます。また、前日の夜と当日の朝に設定した時刻にアラートをだせるので、リマインドに使えます。
なお、入力した住所が未対応の場合でも、カスタムでゴミの種別ごとに収集日のスケジュールを登録することも可能です。隔週や第2◯曜日などほぼすべてのパターンを登録できます。また、スヌーズ機能があるため、アラートに気づかなかった場合でも忘れにくいのも特徴です。
また、一部の自治体が出しているアプリでは、ゴミ出し関連の機能を備えたものあります。例えば、東京都世田谷区の資源・ごみ分別アプリ「さんあ~る」アプリでは、収集日のカレンダーや分別方法を調べることが可能です。

3.カレンダーアプリのリマインダーを使って、通知してもらう

スマホ・パソコンで使えるカレンダーにごみ収集日を自分で登録して、通知してもらうのもよいでしょう。多くのカレンダーアプリは周期的なごみ収集日を簡単に登録できます。また、あらかじめ決まった時刻にアプリで通知を出したりメールを出したりしてリマインドもできます。
また、カレンダーアプリを使うと、朝に1日の予定を確認する際にごみ収集の予定もチェックできるのがメリットです。
代表的なカレンダーアプリは、以下のとおりです。
- Googleカレンダー
- TimeTree
例えば、Googleカレンダーでは、決まった時刻に通知を出すリマインダー機能を活用して、ごみ収集の予定をリマインドしてもらうことが可能です。毎週月曜日に燃えるゴミを設定したり、2週間おきに段ボールのゴミを設定したりできます。
4.必ず見るところにメモを貼って、気づきやすくする

必ず目にする場所にメモを貼るのは、古典的な方法ではありますが有効です。ごみ収集日を自分で確認したり、メモを貼ったりするなど手間がかかるデメリットはありますが、メモを見た際にゴミ出しすれば忘れにくくはなるでしょう。
必ず目にする場所としては、玄関のドア、冷蔵庫、洗面所の鏡などが挙げられます。朝思い出したいのであれば、朝自分が必ず見る場所に貼るのがよいでしょう。
なお、毎日のようにメモを貼ると慣れてしまい、メモがあってもスルーしてしまう可能性がある点には注意しましょう。メモを見て気づいたらすぐに行動すると忘れにくくなります。
5.前日にゴミを玄関周辺にまとめて、当日朝の負担を減らそう

前日の夕方・夜にゴミをまとめて玄関近くに置いておくのがおすすめです。まとめておくと朝はゴミを収集場所に持っていくだけで済むので、朝の作業を減らせます。
玄関付近に置くのはゴミ出しを朝思い出すのにも有効です。仕事にでかける際や子どもを保育園に連れて行く際には必ず玄関を通るため、ゴミが置いてあれば気づけるでしょう。
なお、前日にごみをまとめること自体を忘れる人は、音声アシスタントやスマホアプリで前日にリマインドしてもらいましょう。音声アシスタントやスマホアプリでリマインドする方法と併用すれば、負担なくゴミの出し忘れを防げます。
音声アシスタントで前日にリマインドして玄関に置いておくのがおすすめ。作業の流れも解説

ゴミの出し忘れを防げ、かつ、手間をかけずにすむ方法としておすすめなのは、音声アシスタントでリマインドしてもらう「方法1」と前日にごみをまとめて玄関に置いておく「方法5」の組み合わせです。組み合わせることによるメリットは以下のとおりです。
- 当日のリマインダーに加え出かける際にも気づけるので、ごみを出すのを忘れにくい
- 前日のリマインダーにより、ごみをまとめる作業も忘れにくい
- 朝は集積場所に持っていくだけでよいため、忙しい朝でも対応しやすい
- リマインダーに従って作業するだけなので、ごみ収集日を覚えておく必要がない
組み合わせた場合、作業の流れ(例)は以下のとおりです。
- 前日の夕方・夜に「明日回収のゴミは、ダンボールです」とリマインダーが鳴る
- 段ボールをまとめて玄関に置いておく
- 当日の朝、「今日回収のゴミは、ダンボールです」とリマインダーが鳴る
- ゴミを集積所まで持っていく
- (4を忘れた場合)出かける際に玄関でゴミ出しに気づき、ゴミを集積所まで持っていく
なお、音声アシスタントに代わりにスマホアプリで代用することも可能ですが、朝スマホを見る余裕がない人はアレクサなどの音声アシスタントを使うのがおすすめです。
ゴミ出しを忘れてしまったときの対処方法

万が一ゴミ出しを忘れた場合、次の収集日まで家にゴミを置いておく必要があります。特に、出し忘れて困るのは、臭いが気になる生ゴミや汚れたおむつでしょう。
出し忘れた生ゴミの臭い対策は以下のとおりです。
- ゴミ袋の口をきつくしばる
- ゴミ袋を2重にする
- 消臭効果のある袋に入れる
- 消臭効果のある重曹・コーヒーカスなどをかける
万が一、ごみを出し忘れたときに備えて覚えておくとよいでしょう。
さいごに
本記事では、ゴミの出し忘れの原因を明らかにし、出し忘れを防ぐ方法を解説しました。
ゴミ出しを忘れる原因は以下のとおりです。
- ごみ収集日が覚えにくくて忘れる
- ゴミ出しが習慣化されていない
- 朝は忙しくて忘れてしまう
ゴミの出し忘れを防ぐ具体的な方法は以下のとおりです。
- 音声アシスタントのゴミ出しスキルを活用して、前日・当日にリマインドしてもらう
- ゴミ出しのスマホアプリを活用して、前日・当日にスマホに通知してもらう
- カレンダーアプリのリマインダーを使って、通知してもらう
- 必ず見るところにメモを貼って、気づきやすくする
- 前日にゴミを玄関周辺にまとめて、当日朝の負担を減らそう
本記事を参考にして、無駄な労力をかけずにゴミの出し忘れを防ぎましょう。
本ブログでは、子育て世代向けに「余裕」を作る方法を発信しています。本記事のほかにも、家事・育児を楽にする方法を紹介しているので、参考にしてみてください。